【欧州・海外サッカー ニュース】バイエルン幹部が語る欧州スーパーリーグ。
バイエルン・ミュンヘンの監査役会メンバーであるカール=ハインツ・ルンメニゲ氏が、立ち消えた欧州スーパーリーグ構想について語った。
バイエルンの元選手、元CEOであり、2023年からは監査役会のメンバーとしてクラブ復帰を果たしたルンメニゲ氏。同氏が先頭に立っていたバイエルンは、欧州スーパーリーグ構想が本格的に立ち上がったときにも、同リーグに加わる意思を一切示さなかった。
スペイン『アス』とのインタビューに応じたルンメニゲ氏は、まもなくチャンピオンズリーグで対戦するレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長との関係を問われた際に、欧州スーパーリーグ構想について言及。同構想はペレス会長が中心人物とされたが、それよりもコロナ禍による金銭的損失が大きく影響を与えたとの見解を示している。
「(ペレス会長とは)常に素晴らしい関係にあった。彼と何時間もフットボールについて話し合ったことを思い出すよ。彼とは一つのこと以外ではすべて合意していた。そう、スーパーリーグ以外ではね」
「上にFIFAとUEFAがいて、その後に各連盟があり、最後にクラブが存在する……それがフットボールの均衡の取れた政治だ。スーパーリーグはフロレンティーノのプロジェクトと常に考えられてきたが、しかし実際はパンデミックをきっかけに生じたものだったんだ。コロナウイルスはフットボールにも大きな影響を与えた。私の理解においては、あのプロジェクトに参加すれば何億ユーロ(何百億円)単位の報奨金を得ることができたんだ。しかし幸運にも、スーパーリーグはすでに過去のものとなっている」
「フロレンティーノは情熱でもってレアル・マドリーを率いている? もちろんそうだ。彼はいつだってマドリーにとっての最善を考えている。一度辞任したときには、本当はそうではなかったものの、自分自身が問題だと確信していた。彼はマドリーを、かつてサンティアゴ・ベルナベウが導いた領域に戻した唯一の人物だ。あまり気づかれていないのだが、現代では継続して成功を収めるのが、本当に難しい。フロレンティーノは本当に価値のある人物なんだよ」
欧州スーパーリーグ構想は、UEFA主催の欧州カップ戦に代わる新コンペティション創設を目指して、2021年4月にレアル・マドリーを中心に旗揚げされた。当初はレアル・マドリー、バルセロナ、アーセナル、チェルシー、リヴァプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、アトレティコ・デ・マドリード、ミラン、インテル、ユヴェントスの12クラブが加盟していたが、発表から2日以内にプレミア勢すべてが離脱し、それからアトレティコ、インテル、ミランが続いた。
ユヴェントスも2023年に離脱し、レアル・マドリーとバルセロナのスペイン2強だけが創設をあきらめず動き続けていた状況だったが、審判買収疑惑“ネグレイラ事件”をきっかけにレアル・マドリーとの関係が悪化していたバルセロナも今年2月7日に離脱を発表。残ったクラブはレアル・マドリーのみとなっていたが、同クラブも水面化でUEFAおよびEFC(欧州サッカー連盟)と和解に向けた話し合いを続け、2月11日に量組織と和解したことを発表していた。