【欧州・海外サッカー ニュース&移籍情報】バルセロナ(ラ・リーガ)サポーターは、宿敵レアル・マドリー指揮官に対して皮肉を込めたメッセージを送った。
バルセロナのサポーターは、レアル・マドリーのシャビ・アロンソ監督の状況を揶揄している。
今夏からシャビ・アロンソ監督が就任し、新体制でシーズンに臨んだレアル・マドリー。開幕から公式戦7連勝と見事なスタートを切っていたが、11月頭からは成績が悪化することに。10日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節のマンチェスター・C戦もホームで1-2と敗れ、直近の公式戦8試合で2勝(3分け3敗)にとどまっていた。
一部ではシャビ・アロンソ監督と選手たちの関係悪化も伝えられ、さらに成績不振で解任の噂すら浮上しているレアル・マドリー。『as』などスペイン複数メディアによると、年内の残り3試合(アラベス、タラベラ、セビージャ)の結果次第では指揮官交代に踏み切る可能性もあると伝えられている。
そうした中で、バルセロナは13日にラ・リーガ第16節でオサスナと対戦。ラフィーニャの2ゴールで2-0と勝利し、暫定で2位レアル・マドリーとの差を「7」まで広げることに成功した。すると、カンプ・ノウでは宿敵の指揮官を揶揄する声が上がっていたようだ。
スペイン『マルカ』によると、スタンドのバルセロナファンから度々「シャビ、残ってくれ!」とのチャントが沸き起こったという。同メディアは「バルセロナファンを包み込む熱狂は、永遠のライバルを嘲笑することさえ許すほどだ。ラフィーニャの先制弾後、一部サポーターは祝杯を挙げるもう1つの理由を見つけている。それは突発的でもなく、レアル・マドリー指揮官の状況を反映した、完璧なタイミングで繰り広げられた挑発だった。永遠のライバルに向けたメッセージであり、ベルナベウに漂う疑念に乗じたものである」とし、さらにこう伝えている。
「『シャビ、残ってくれ!』というチャントは、巧妙に計算された皮肉であり、明確な標的と悪意に満ちたメッセージのようだ。このチャントはライバルの現状を浮き彫りにして、たとえ自分たちが祝杯を挙げている最中でも、レアル・マドリーと彼らの問題がストーリーの一部であることを思い出させるものだった」