【欧州・海外サッカーニュース】UEFAヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第5節、上田綺世と渡辺剛の所属するフェイエノールトはホームに日本人4選手が所属するセルティックを迎えた。
現地時間27日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)はリーグフェーズの第5節が行われ、上田綺世と渡辺剛の所属するフェイエノールトはホームのフェイエノールト・スタディオンに日本人4選手が所属するセルティックを迎えた。
4試合を終えて1勝3敗のフェイエノールトは、上田と渡辺が揃って先発出場。1勝1分2敗のセルティックでは前田大然と旗手怜央が先発し、互いに崖っぷちの状況下で日本人対決が実現した。稲村隼翔と山田新は招集メンバーから外れている。
先手を取ったのはホームのフェイエノールト。11分、ロングパスを前線で収めたスタインのラストパスを並走していた上田がゴール右へと流し込み、フェイエノールトが幸先よく先制する。
早くもビハインドを背負ったセルティックはボール保持率を高めて盛り返していく。すると迎えた31分、浮き球パスをエリア内右に流れて受けた旗手がふわりとしたボールをゴール前に折り返す。これは前田の頭上を越えるが、ファーポストにフリーで走り込んでいたヤン・ヒョンジュンが押し込み、セルティックが試合を振り出しに戻した。
追いつかれたフェイエノールトは34分、カウンターから抜け出したハジ・ムーサのパスをエリア内右で受けた上田がシュートフェイントでDFのスライディングをやり過ごし、すかさず右足でシュート。しかし、ここはGKシュマイケルが足でブロックした。
このまま1-1でハーフタイムを迎えるかと思われた43分、自陣左サイドで前田のプレスを受けた渡辺がたまらずGKヴェレンロイターにバックパスすると、そのままプレスを続けた前田がヴェレンロイターのキックを触ってコースを変える。これを拾った旗手がダイレクトで無人のゴールに流し込み、前田の守備からセルティックが逆転に成功した。
後半、追いつきたいフェイエノールトだが、リードしているセルティックがボールを保持してペースを握る。
62分、スマルとザウアーに代えてディアラとニューコープを投入したフェイエノールトに対し、セルティックはマッコーワンに代えてニグレンを投入。徐々にフェイエノールトがセルティックゴールへと迫る場面も増えていく。
逃げ切りたいセルティックは70分にティアニーとヤン・ヒョンジュンを下げてトネクティとマレーを投入。72分には右CKをファーポストの渡辺が頭で合わせるが、これはゴール右でブロックされた。
81分にはロビン・ファン ペルシー監督の息子、19歳のスハキュエール・ファン ペルシーを投入し勝負に出たフェイエノールトだが、直後に右サイドからの折り返しをニアサイドで受けた前田が落とし、受けたニグレンが強烈なシュートを沈めてセルティックが3-1と突き放した。
試合を決定づけたセルティックは、1ゴール1アシストの旗手がパウロ・ベルナルドとの交代でピッチを退き逃げ切りを図る。終盤はフェイエノールトが猛攻を仕掛けたものの、ゴール前を固めて跳ね返したセルティックが今季EL2勝目を挙げ、公式戦3連勝。敗れたフェイエノールトは公式戦4連敗を喫することとなった。
■試合結果
フェイエノールト 1-3 セルティック
■得点者
フェイエノールト:上田(11分)
セルティック:ヤン・ヒョンジュン(31分)、旗手(43分)、ニグレン(82分)