【サッカー Jリーグ ニュース】第104回全国高校サッカー選手権は28日に開幕戦が行われ、早稲田実業(東京B)と徳島市立(徳島)が対戦した。
第104回全国高校サッカー選手権は28日に開幕戦が行われ、早稲田実業(東京B)と徳島市立(徳島)が対戦した。
高校サッカー日本一を決める全国高校サッカー選手権。第104回目の開幕戦が聖地・国立競技場で行われ、2大会ぶり2度目の出場となった早稲田実業と4大会連続出場の徳島が、1万8000人以上が見守る中で激突した。
開始直後に早稲田実業がチャンスを作った中、10分付近からは徳島も落ち着いてボールを持つ展開に。互いのゴール前を行き来する場面も増えていくが、両チームともに集中した守備で決定機を許さず、ゴールまではつながらない時間が続く。徳島は33分に速攻からチャンスを作ったが、シュートは体を張ったブロックに阻まれた。
それでも36分、徳島が均衡を破る。左ボックス付近でボールを奪った逢坂翔雅が切り込んで冷静なパスを送ると、芳田翠がシュートを流し込んだ。徳島が良い時間で先制に成功し、そのままリードして前半を折り返す。
勢いに乗る徳島は、後半開始直後に追加点。左やや遠い位置でのFKから鋭いクロスを送ると、柏木優一朗がヘッドを叩き込んだ。徳島がリードを広げることに成功する。さらに55分、牛尾律貴の精度の高いクロスに東海林蓮が飛び込んで3点目。試合を決めにかかる。
苦しくなった早稲田実業は、69分に篠田一が飛び込んでヘッドを放つものの、GKのファインセーブに阻まれる。さらに73分、霜田優真のシュートがバーを叩いた。
すると78分、徳島が試合を決める4点目。右からのクロスを途中出場の山本崇斗がダイレクトボレーで叩き込んだ。見事な一撃でリードを4点に広げた徳島は、後半アディショナルタイムに失点したものの、4-1で勝利。開幕戦を快勝で飾り、2回戦へ進んでいる。