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“どん底”味わった20歳左腕、激戦区に挑む金の卵…オリに眠るプロスペクトたち

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オリックスの「プロスペクト」5人を独自に選出した

 オリックスは就任2年目の岸田護監督のタクトで、3年ぶりのリーグ優勝を目指す。就任1年目の2025年は74勝66敗3分けでパ・リーグ3位。頂点を目指すためには若手の台頭が待ち遠しい。今回は1軍出場こそ、まだ少ないもののポテンシャル十分な「プロスペクト」5人を独自に選出した。

 5位には杉澤龍外野手を選出する。2025年は14試合に出場して打率.200、2打点と物足りない成績ではあったが、6月5日の広島戦(京セラドーム)では「6番・中堅」で今季初スタメン出場。初回2死満塁で迎えた第1打席、初球をレフトに弾き返して先制の2点適時二塁打を放った。8回の第4打席にもカウント3-2から右安打を放つなど、4打数2安打2打点。自身初のお立ち台でフラッシュライトを浴びた。2軍では96試合に出場して、打率.280、6本塁打、43打点と成績を残しており、飛躍を遂げたい。

 4位には椋木蓮投手を挙げる。2025年途中から救援に専念すると、最終的には12試合に登板して0勝2敗4ホールド。防御率6.93の成績ではあったが、自慢の剛球に自信を深めた。トミー・ジョン手術から復帰2年目となった2025年は先発として開幕ローテーション入りしたが、9月以降の登板6試合は救援で無失点。オフにはプエルトリコでのウインターリーグに参加し、鍛錬を積んだ。

 3位には東松快征投手を選ぶ。高卒プロ2年目の2025年は2試合の先発登板を含む7試合のマウンドを経験。0勝2敗、防御率10.80の成績に終わったが、多くの経験を積んだ。9月11日の敵地・日本ハム戦では先発するも1死しか奪えずに6失点でKO。悔しさを胸に、オフにはプエルトリコでのウインターリーグで成長を見せた。

 高卒2年目を迎える山口廉王投手を2位とする。プロ1年目の2025年は主に体作りに重点を置いたが、10月5日の敵地・楽天戦で先発登板。任された1回を無安打無失点で封じる、堂々のデビューを飾った。長身から繰り出す威力ある直球を武器に、2026年も存在感を示す。

 1位には横山聖哉内野手を選ぶ。高卒1年目だった2024年は12試合に出場し、プロ初安打を含む6安打をマークしたが、2025年は2試合の出場にとどまり無安打だった。ファームでも96試合に出場して打率.217、2本塁打、35打点の成績だったが、秋季高知キャンプで打撃に手応えを掴んだ様子で、打球の飛距離が伸びた。二遊間には太田椋内野手や紅林弘太郎内野手、三塁には宗佑磨内野手がおり“激戦区”となっているが、成長を見せつける1年とする。(Full-Count編集部)