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侍Jの笑顔なき帰国、空港に“異質な雰囲気” 報道陣大慌ての3分間…ファンが届けた言葉

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WBC決勝ラウンドが行われたマイアミからチャーター機で帰国

 あまりにも静かな帰国だった。野球日本代表「侍ジャパン」は16日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝ラウンドが行われた米フロリダ州マイアミから成田空港にチャーター便で降り立った。14日(日本時間15日)の準々決勝・ベネズエラ戦に5-8で敗れ、連覇を逃した侍ナイン。約14時間の長いフライトを終え、到着ロビーには“異様な雰囲気”が漂っていた。

 午後3時7分、国際線ターミナル内にチャーター便の着陸が告げられると、約30分後の3時36分に首脳陣や選手らが次々と到着ゲートに姿を見せた。出迎えたファンからは「お疲れさまでした!」とねぎらいの声が飛んだものの選手たちに笑顔はなし。井端弘和監督も帽子を深く被り、視線を下に落としてうつむいた表情だった。

 今大会は大谷翔平投手(ドジャース)、鈴木誠也外野手(カブス)ら史上最多8人のMLB選手を招集し、最強の侍がそろった。しかし一方で大会前には松井裕樹投手(パドレス)、石井大智投手(阪神)ら救援陣に負傷者が続出するという不運にも見舞われた。結果、前回大会から続いていた連勝は「11」でストップ。日本はWBCで初めて4強を逃し、これまでにない悔しさを味わうこととなった。

 世界一となった3年前は、侍戦士を一目見ようと1000人を超えるファンが集まった。到着ゲートのある1階だけでなく、2階から見下ろすファンも多数おり、現場はパニック状態になった。今回、選手らを迎えたのは約400人のファンと100人の報道陣だった。

 選手らが足早にゲートを通り過ぎるわずか3分間、現場は一時騒然とした。帽子を深く被った井端監督を識別できず「井端監督は?」と探すメディアの声や、姿が見当たらない伊藤大海投手、北山亘基投手(日本ハム)に対し「伊藤がいない」と困惑する声が飛び交った。それでも詰めかけたファンからは、最後まで大きな拍手とねぎらいの言葉が送られていた。

 敗戦から12時間もたたないうちに米国を出発し、帰国の途についた。休む間もなく選手らは所属チームへと合流し、開幕へ向けた調整に入る。2月14日に始まった宮崎合宿から約1か月、日の丸の重圧を背負い、戦い抜いた選手たちに今はただ「お疲れ様」という言葉を贈りたい。(Full-Count編集部)