日本時間17日に行われたEURO2024予選グループF第8節ベルギー代表対スウェーデン代表は、前半終了後に中断された。
欧州サッカー連盟（UEFA）は声明の中で「今夜にブリュッセルでテロが遭ったことを受け、両チームや地元警察と相談した上で、UEFA EURO2024予選のベルギーとスウェーデンの一戦は中断されることが決定した」と伝えた。
現地時間16日19時頃に試合会場であるボードゥアン国王競技場近くのイペール大通り周囲で銃撃事件が発生。ベルギー『Het Laatste』によると、スウェーデンのユニフォームを着用した2名が被害に遭ったようだ。また、ソーシャルメディアに投稿された動画では、銃を持った男が人を追いかけながら建物に入り、その後銃声が聞こえていた。
ただし、現時点で逃走した犯人が逮捕されたという情報は確認されていない。なお、ベルギーの警察当局はこれをテロ事件として見なしている。
すでにEURO2024本戦出場権を獲得したベルギーがボードゥアン国王競技場にスウェーデンを迎えた一戦は、15分にヴィクトル・ギェケレシュが得点を挙げてスウェーデンに先制点をもたらすも、31分にロメル・ルカクがPKを沈めてベルギーが同点に追いつく。試合はこのままハーフタイムを迎えた。
しかし、このテロ事件を受け、スウェーデンの選手たちはUEFAに後半をプレーできる状態ではないことを伝え、ベルギーチームもこれに合意して試合中断が決まったと伝えられている。
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