紆余曲折を経て、14日からスタートするラ・リーガ1部昇格を懸けたプレーオフ。香川真司所属のレアル・サラゴサは、エルチェとのファーストレグに挑む。
延期されていた最終節でフエンラブラダがデポルティーボに1-2と敗れたため、昇格プレーオフ出場権を確定させたエルチェ。やや安定しない時期も長かったが、なんとか6位に滑り込んだ。
エルチェは2014-15シーズン、1部で13位ながらも税金未払いや不透明な経営体質が問題視され、2部降格を言い渡された。さらに2016-17シーズンは3部にまで転落するなど、直近5年間は暗黒時代が続いていた。そのため、今回のプレーオフはクラブ、そしてファンに希望を与えるためにも負けられない戦いとなる。
就任3年目を迎えたパチェタ監督の下、ボールを握りながら戦うスタイルを貫いてきたエルチェ。シーズン終盤に失速したサラゴサ相手にも、自分たちのスタイルを実践したいところだ。
下部組織出身で、エルチェ通算176試合に出場してきた40歳の大ベテラン。暗黒期も知るクラブのレジェンドは、今回のプレーオフに並々ならぬ思いを持っているはずだ。今季もリーグ戦43試合に出場して7ゴール4アシストとチームをけん引。ビッグマッチでの活躍に大きな期待がかかっている。
第36節までは自動昇格圏内の2位を長くキープしていたサラゴサ。しかし、そこから6試合勝利から見放されるなど(1分け5敗)絶不調に陥り、最終節の勝利でなんとか3位でのプレーオフ出場を決めた。
序盤戦は好調を維持していただけに、終盤の大失速で自動昇格を逃したのはクラブにとっても大誤算だっただろう。それでも、コパ・デル・レイ6度の優勝を誇る古豪は、7年ぶりの1部の舞台に向けてモチベーションは高いはずだ。
しかし、今季ワトフォードから期限付きで加入してチームトップの19ゴールを挙げていたルイス・スアレスが、短期契約延長できずに離脱したことは大打撃だ。攻撃の核を失ったヴィクトール・フェルナンデス監督は、エースが抜けた穴をどのように補うのだろうか。
ブンデスリーガでもトップクラブであるドルトムントから驚きの移籍を果たして1年。序盤戦はやはり格の違いを見せつけていたが、負傷やチームの不調も相まってやや物足りないシーズンとなっている。それでも、この日本代表が7年ぶりに1部の舞台へと導いてくれるとファンの期待は大きい。そして本人も「試合に勝つためにすべてをかけて戦う事が必要」とブログの綴るなど、高いモチベーションで臨むはずだ。欧州トップリーグで3度の優勝経験を持つこの男が、昇格のカギを握ることになりそうだ。
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