エラーコード %{errorCode}

ゴルフ

「選手寿命は短いかも…」原英莉花の戦い抜いた復活劇 | JLPGAツアー

DAZN NEWS
「選手寿命は短いかも…」原英莉花の戦い抜いた復活劇 |  JLPGAツアーDAZN
【日本女子オープン】椎間板ヘルニア手術を受け3カ月離脱していた原英莉花。復活優勝をナショナルオープンで果たすと、いよいよ世界への扉を開きに行く。
▶▶▶DAZNの詳細をチェックする◀◀◀

職業病とも言える腰痛に苦しむプロゴルファーは多い。黄金世代の一員として順風満帆なプロキャリアを歩んできた原英莉花も、その一人だった。「私の選手寿命は短いかもしれない-」。24歳にして、そんな思いを抱えていた。

2年ほど前に腰痛を患い誤魔化しながらプレーした原の成績は下降線を辿った。2020年に年間2つの国内メジャータイトルを制し、向こう数年間は女子ゴルフ界を先頭で引っ張る一人として期待された。しかし21年秋口に辛うじて優勝して以降、優勝争いに加われず。稲見萌寧や山下美夢有といった年下の女王が、黄金世代を超えて世代交代の象徴になった。

一進一退の腰の状態に焦りを感じながらも、原は試合に出続ける。3月から11月という限られたシーズンで結果を出さない生き残れない現実がある。毎年入れ替わりがある国内ツアーのシード権争いや、毎試合のポイントで変動する世界ランキング。特に米ツアー挑戦という目標がある原にとって、米ツアーの最終予選会から出場できる世界ランク75位以内という数字は、常に意識してきたものだろう。

休むと順位やランクに影響する。試合に出ながら症状を軽くするという選択をしてきた原は、腰に痺れが生じるたびに注射を打った。しかし今年ついに限界に達した。「注射が効かなくなったんです」。春先の試合で足にも異変を感じていたが、ついに動けなくなり5月に椎間板ヘルニアの手術を受けた。

当時の心境を「早く結果を残したい気持ちから、生き急いで悪化を招いたと思う」とSNSに記し「動けなくなってやっと(手術の)決心することができた」とつづった。離脱期間は3カ月。しかしクラブを握れない日々は、逆にゴルフに対する純粋な気持ちを思い出させてくれた。

復帰した8月の北海道meijiカップで久々に「すごく楽しい」と思えたという。腰痛を抱えながら出場した試合はシードを落としちゃいけない、世界ランクを上げないと、といった危機感から結果を追っていたのだろう。結果は56位だったが、腰の不安から解放され、練習を十分にできた。結果はすぐに出せる状態ではなかっただろうが、こう思った。「寝ているより、予選落ちでもいいから、戦っている方がかっこいいです」。

よく原は「メジャーに強い」と言われる。実際にツアー通算5勝のうち、半分以上の3勝が国内メジャーだ。上田桃子や菊地絵理香ら、どれほど渇望してもメジャータイトルが遠いベテランもいる。普段のツアー以上に緊張感が出るのだろう。原が大舞台やプレッシャーに強いのかはわからない。ただ2サムというフォーマットは、彼女は得意なのではないかと思う。

2サムは最終日に向かうにつれて、目の前の相手との戦いになる。実際に前回「日本女子オープン」を制した2020年は小祝さくらとのデッドヒート、そして今回は菊地との優勝争いを制した。ドライバーのビッグドライブで相手にプレッシャーをかけられる原のプレースタイルも2サムの試合にマッチするのかもしれない。

復活優勝をメジャーで遂げ優勝会見では涙を流したという。今月は米ツアーの二次予選会にも挑戦するつもりのようだ。やっぱり原は、戦うことが好きなのだ。海を渡っても、渡らなくても、長い選手生活の中で何度もかっこいい姿をゴルフファンに見せてほしい。

関連記事

原英莉花のツアー復帰、”逆襲”を期待したい黄金世代の選手たち

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。

● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?