前節、久々の勝利を勝ち取ったシント=トロイデンが、2位クルブ・ブルッヘのホームへと乗り込む。
ここまで2位につけ、好調なシーズンを過ごしてきたが、年内最後の2試合で1分け1敗。痛い失速で、首位ユニオン・サン=ジロワーズとは7ポイント差に広がっている。
だが、ホームでは強さを誇っているのが今季のクルブ・ブルッヘ。直近4試合で毎試合2.5ゴール以上を奪っており、シント=トロイデンがアウェイに弱いことを考えれば、下馬評では圧倒的有利だ。
前期の一戦でも敵地で2-1と競り勝っており、ホームで2022年初戦を白星で飾りたい。
2019年夏にトップチームへと昇格した若き才能である、デ・ケテラーレ。昨季もリーグ戦38試合に出場しているが、今季が本格的なブレイクスルーに。前半戦21試合すべてに先発し、9ゴール6アシストの大活躍。元々は高身長のチャンスメーカーだったが、センターフォワードとして起用されてその得点感覚を開花させている。市場価値はベルギーリーグトップクラスの才能がシント=トロイデンに襲いかかる。
今季は開幕から苦戦が続くシント=トロイデン。前節の年内最終戦、オイペン戦で2-0と勝利して連敗を脱出した。
しかし、そのオイペン戦で攻撃陣を牽引し、1ゴールをマークした鈴木優磨はJリーグ・鹿島アントラーズへと復帰。原大智、林大地にとって頼れる相棒はいなくなってしまった。
また、新加入の元日本代表MF香川真司のスタメンは考えづらく、前節と近いメンバーで臨むはず。格上相手だけに、厳しい戦いが予想されるが、守備を固めてワンチャンスをものにしたい。
年内最後の2試合で連続してゴールを挙げた原大智。しかし、2トップとしてコンビを組むことが多かった鈴木優磨が退団。このダメージを最も受けることになりそうなのが原だ。前線で好連携を見せていただけに、これからが真価を問われる。とは言え、日本が誇るプレーメーカー、香川真司も加入しており、今後の共演も期待したいところだ。
● 香川真司がシント=トロイデン移籍へ意気込み「今年は言葉ではなくピッチ上で皆さんに証明したい」 | ベルギーリーグ
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