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シント=トロイデン

【橋岡大樹インタビュー前編】「酒井選手は絶対に越えなければいけない壁」| シント=トロイデン | ベルギーリーグ

【橋岡大樹インタビュー前編】「酒井選手は絶対に越えなければいけない壁」| シント=トロイデン | ベルギーリーグ(C)STVV
【欧州・海外サッカー】ベルギーのシント=トロイデンで活躍するDF橋岡大樹の独占インタビューだ。欧州挑戦2シーズン目の22歳は、日本代表の高い「壁」を超えるべく日々奮闘している。

あの言葉で頑張ろうという気持ちに

――東京五輪参加を経て、迎えた今シーズンはシント=トロイデンでレギュラーに定着。9月には日本代表に選出されましたね。

オーバーエイジがいたとはいえ、東京五輪ではあまり試合に絡めなかったので、ベルギーでその悔しさを晴らしてA代表に選ばれてやろうという気持ちがありました。まだ結果を出せていると言えるかはわからないですけど、多くの試合に出させてもらって、A代表に呼んでもらえたことはうれしく思っています。

――その招集時は2試合ともベンチ外でした。権田修一選手は「代表に来て試合に出られない選手も当然いる。選手の心境としては難しい時も正直ある」と、橋岡選手の名前を挙げながら話していました。出番のない時の経験も無駄にしないことの重要性について、権田選手と合宿中に話されたそうですね。

権田選手にはすごくいいお話をしていただきました。希望はほんの少ししかなかったかもしれないですけど、まずメンバーに入るために森保監督にアピールしていました。結局、ベンチ外になってしまいましたけど、それでも試合後に率先して片付けしたりしていた姿を見ていてくれたのかなと思っています。

権田選手からは「俺もベンチ外の時期が長かったけど、気を落とさず、練習から一生懸命に手を抜かずにやることは大切だし、それが今後に絶対生きてくるから」と言っていただたいて。その言葉はものすごく僕の心に沁みました。そういう経験をしてきた末に、いま日本代表の正GKとして試合に出ている権田選手の言葉ですから、また頑張ろうという気持ちになりましたね。

――橋岡選手が招集された際の日本代表は非常に厳しい状況でした。サウジアラビア戦で最終予選2敗目を喫し、続くオーストラリア戦での勝利でワールドカップ出場への望みをつなぎました。あの時のチームを間近でどう見ていましたか?

やっぱりチームの中にも「この試合には勝たなければいけない」という焦りが見えました。もちろん必死さはいつもあると思いますけど、それがいつも以上にあったのかなという気がしています。

サウジアラビアに負けてしまい、次のオーストラリア戦に絶対勝たなければいけない中で、練習から全員がものすごく集中していました。すごくピリピリした空気の中でやっていました。まだワールドカップ出場は決まってはいないですけど、勝利という結果が出て終わった後は、とりあえず1試合勝てたことにみんなホッとしていました。

比較は気にせずに自分らしく

――ワールドカップ出場を目指すにあたって求められる基準の高さも体感したと思います。それを踏まえて、日々どんなことを意識しながら過ごしていますか?

いまできることを必死にやっていくことです。まず1試合1試合積み重ねていくことが大事だと思っています。もちろん右サイドバックには酒井宏樹選手や室屋(成)選手、山根(視来)選手がいて、選手層はものすごく厚いと思いますし、彼らとの競争で勝っていくにはどうしたらいいかと考えていくと、まずクラブで自分にできることをしっかりやって、ステップアップすることが求められると思っています。

――東京五輪でも一緒に戦った酒井選手はA代表で不動の地位を築いています。橋岡選手にとって、どのような存在ですか?

マルセイユでプレーしていたのはものすごく偉大なことですし、東京五輪で見ていてもプレーが非常に安定していて、ずば抜けたものがあると思いました。酒井選手が目の前にいるのはものすごくありがたいことで、いろいろなことを聞ける現状もありがたいです。けど、いつまでも自分の上に酒井選手がいるような状態ではダメで、絶対に越えなければいけない壁だと思っています。

東京五輪で酒井選手が欠場して僕が出場した時、多くの方々に「橋岡は酒井より劣っているよな」と言われました。酒井選手も日本代表で内田篤人選手と代わった時に、「酒井はやっぱり内田より攻撃の部分がダメだよな」とか、「内田の方がよかったよな」とか言われていたらしいですけど、それは気にしないでいいと話してくださいました。「内田選手は内田選手、酒井は酒井、橋岡は橋岡だ」と。今後も酒井選手と比較されることがあるかもしれないですけど、僕は「酒井宏樹」ではなく「橋岡大樹」なので、そういった外野からの比較は気にせず、自分らしくやっていきたいと思います。

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――最近のプレーを見ていると、クロスの質が安定してきたように感じます。以前は大きな課題の1つに挙げていましたが、ご自身の中でも徐々に変化を実感しているのではないでしょうか。

そうですね。もちろん、いまでも練習の時にクロスがうまくいかないことはありますけど、何本も何本も上げることでいいクロスが蹴れますし、練習でも回数をどんどん増やしている状況です。

そして、練習でうまくいかなくても、試合で決してビビらずにクロスを上げ続けることが大事だと思っています。東京五輪でもフランス戦で出場した直後にクロスを上げ、ニュージーランド戦でも何度か縦に突破してクロスを上げたシーンがありました。

いいクロスも悪いクロスもあるかもしれないですけど、一度ミスしてしまったからといってチャレンジするのをやめるのではなく、東京五輪の時のようにどんどん上げていこうと思ってやれていたのが、ものすごく自分の成長につながっているのかなと思います。

うまくいかないから…と諦めていたら、いまも以前と同じ状況だったかもしれないし、以前よりダメになっていたかもしれない。苦手でも、ミスしても、諦めずにやり続けたことが、いま少しずつクロスが安定してきている要因だと思います。

<後編は近日公開>

取材・文 舩木渉

1994年生まれ、神奈川県出身。早稲田大学スポーツ科学部卒業。大学1年次から取材・執筆を開始し、現在はフリーランスとして活動する。単なるスポーツにとどまらないサッカーの力を世間に伝えるべく、国内を中心に海外まで幅広くカバーする。

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