リヴァプールとマンチェスター・シティが日本時間7月31日の1:00からキング・パワー・スタジアムで対戦する。
2015年から指揮を執るユルゲン・クロップ監督の体制8シーズン目を迎えるFAカップ覇者のリヴァプール。昨シーズンは28勝8分け2敗という、通常ならば優勝してもおかしくない勝ち点92を積み重ねたが、デッドヒートを繰り広げたマン・Cに1ポイント及ばず、2位フィニッシュに終わった。
3年ぶり王者返り咲きを狙う今シーズンだが、補強という面では穏やかな夏に。サディオ・マネ、南野拓実、ネコ・ウィリアムズの売却で推定6700万ユーロを得た一方で、ベンフィカからダルウィン・ヌニェスを推定7500万ユーロで獲得。そのほかは、ファビオ・カルバーリョとカルヴィン・ラムゼイといった有望なティーンエイジャーをそれぞれフラム、アバディーンから引き入れたのみとなっている。
ここまでのプレシーズンでは、マンチェスター・ユナイテッドやクリスタルパレス、RBライプツィヒやザルツブルクと対戦し、2勝2敗の成績。小兵のマネが去り、センターフォワードタイプであるヌニェスが加入して戦い方も変わってくる中、この試合ではアリソンとディオゴ・ジョタが負傷で不在となるが、良いシーズンスタートを切ることができるか。
24歳のウルグアイ代表FWであるヌニェスは、2020年に加入したベンフィカで昨シーズン、リーグ戦28試合で26ゴールを挙げる活躍を披露。190センチ近い大型のセンターフォワードで、ゴール前のポジショニングや多彩なシュートテクニックを売りとしている。デビュー戦となったマンチェスター・ユナイテッド相手のプレシーズンマッチでは沈黙したが、RBライプツィヒ戦ではPKでの1ゴールを含む4ゴールを奪うなど爆発。ロベルト・フィルミーノとのポジション争いでリードするためにも、リーグ開幕前に好アピールとなるパフォーマンスを見せたい。
一方のマン・Cは、昨季プレミアリーグでリヴァプールを退け、連覇を達成。過去5シーズンのリーグ戦を4度制するなど充実期のチームは今季、ジョゼップ・グアルディオラ体制7シーズン目を迎える。
今夏にはドルトムントからノルウェー代表FWアーリング・ハーランドを獲得したほか、リーズからイングランド代表MFカルヴィン・フィリップスを補強。一方で、ラヒーム・スターリングとガブリエウ・ジェズス、オレクサンドル・ジンチェンコを売却した。層自体はやや薄くなったが、補強という観点では一番大事な2つのポジションに大物を引き入れることに成功している。
プレシーズンにはクラブ・アメリカやバイエルンと対戦し、いずれも勝利。負傷者という点でもアイメリク・ラポルテは不在となるが、充実のスカッドでシーズン最初のタイトル獲得に狙いを定めている。
ノルウェー代表の怪物がついにイングランド上陸だ。2020年に加入したドルトムントでは、88試合85ゴールという圧倒的なスタッツを記録。契約解除金のため6000万ユーロという移籍金での加入は、マン・Cにとって間違いなくバーゲンとなるだろう。プレシーズンマッチでは、バイエルン戦で既にゴールをマーク。ここでもインパクトを残して、加入後最初のタイトルを掴みたい。
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