【2022-2023】ユヴェントス ｜ 選手名鑑 ｜ セリエA

チーム情報

ビアンコネロの愛称で知られるユヴェントスはイタリア最高のクラブのひとつ。スクデット回数はリーグ最多の36回で、チャンピオンズリーグでも2度の優勝を誇る。

近年も陣容、監督を代えながらも2011-12シーズンから2019-20シーズンまで9連覇を達成。その間、チャンピオンズリーグでも2度の決勝進出を果たすなど、栄光の時代を築いた。

だが、2019-20シーズンにマウリツィオ・サッリ監督を招へいしたときから歯車が狂い出す。チームに攻撃的なスタイルを根付かせようとした指揮官だったが、不安定な戦いぶりもあってサポーターから批判を浴びるように。そして、チャンピオンズリーグでベスト16敗退となったことが引き金となり、シーズン終了後に解任となった。

翌シーズンに招かれたのがクラブレジェンドのアンドレア・ピルロ。しかし、レジェンドもチームに勝者のメンタリティを根付かせることはできず、シーズン2冠を達成したものの、セリエAでは4位に終わり解任となった。

そして、昨シーズン、栄華を築いたマッシミリアーノ・アッレグリが帰還。だが、低調なスタートもあって、チームは最終的に11年ぶりの無冠で終えた。無論アッレグリ一人の責任ではなく、続投が決定的に。すると、今夏にはビッグクラブが動き出した。

ポール・ポグバ、アンヘル・ディ・マリアをフリーで獲得すると、マタイス・デ・リフトが抜けた穴にはブレーメルをすぐに補強。ユーヴェらしい迅速かつ堅実な補強を実現させた。パウロ・ディバラ、ジョルジョ・キエッリーニといった一時代を築いた選手が去り、再建途中にあるユーヴェだが、ビッグネームと実力者を備え、スクデットを奪還しようとする名門の意気込みは本物だ。

注目選手：ポール・ポグバ

(C)Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドで不遇のときを過ごし、6年ぶりの古巣復帰となるポグバ。2016年の退団時には当時史上最高額の移籍金を残し、今回の復帰はフリー移籍であるため、ユヴェントスにとってはまさに“バーゲン品”だろう。

セリエAで残した成績は素晴らしく、リーグ優勝4回、コッパ・イタリア2回、スーペルコッパ・イタリアーナ3回のタイトルを手にした。ユナイテッドでは度重なるコンディション不良やチーム内外での信頼関係の問題からトップパフォーマンスを披露できなかったが、本来の実力を見せればワールドクラスであるのはユヴェンティーノ全員が知るところ。右ひざ外側半月板に病変発覚で出遅れることが予想されるが、巻き返しに期待したいところだ。

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アリアンツ・スタジアム（41,507人収容）

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