21日に行われた国際親善試合でドイツ代表とコロンビア代表が対戦し、ドイツ代表が0-2で敗れた。
EURO2024のホスト国であるドイツ代表は、同大会の予選を免除されている。そのため、国際親善試合をこなしてチームの強化をはかっているが、成績が芳しくない。FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022以降の国際親善試合では、コロンビア代表戦を含めた5試合でわずか1勝と、極度の不振に陥っている。
ドイツ国内のメディアも、代表チームの不振ぶりを強調している。ドイツメディア『MOPO』は「ハンジ・フリック監督がハーフタイムに改善策を打ち出すだろうと信じていた人々は皆、激しく失望した」と、コロンビア代表戦における指揮官の采配を批判。スコアレスで後半を迎えたものの、チーム状況が一向に好転しなかった点を指摘した。ドイツ紙『ビルト』はさらに辛辣で、「昨冬のW杯への出場権すら得られなかったコロンビアの方が明らかに優れていた」とチームを糾弾している。
また、『ビルト』はコロンビア代表戦前に行われたテレビインタビューにおける、レポーターのモニカ・リールハウス氏とフリック監督のやりとりを紹介。リールハウス氏が「過去、ドイツには(シュテファン・)エッフェンベルク、(ミヒャエル・)バラック、(フィリップ・)ラームといった優れた主力選手たちがいた。ここ最近、チームに真のリーダーがほとんどいないのはなぜ?」と質問すると、フリック監督は次のように反論した。
「私は違った見方をしているよ。すでに、私たちにはリーダーシップのある選手が何人かいる。私は物事が進歩していると感じているし、実際にその様子を目にしている。進歩はまだ途中過程なんだ」
ドイツ代表は、9月10日に国際親善試合で日本代表との対戦を控えている。ドイツ・ニーダーザクセン州・ヴォルフスブルクにある『フォルクスワーゲン・アレーナ』にて、両国は昨年11月23日に行われたW杯グループステージ第1節以来となる顔合わせを果たす。日本代表が2-1と鮮やかな逆転勝利を収めた一戦から約10カ月──。ドイツ代表にとって、9月は正念場となるかもしれない。
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