開幕戦から格下を相手に2連敗を喫し、降格圏に沈むラツィオ。今夏の補強の遅れが響いてか、スタートダッシュに失敗したマウリツィオ・サッリのチームは、日本時間3日、セリエA第3節で昨シーズンの覇者であり、指揮官の古巣であるナポリとの対決に挑む。
そんな中、現役時代に両チームでプレーした経験を持つ『DAZN（ダゾーン）イタリア』の解説者ダリオ・マルコリン氏が、2日付のイタリア紙『Gazzetta dello Sport』のインタビューに応じ、試合の行方を予想した。
「ラツィオはこれまで、ライバルとの直接対決を制することシーズンの成績を残してきた。サッリは、どのように試合を進めるべきかをわかっているはずだ。今年3月には、ナポリで勝利を収めている。次戦は、戦術面というより、技術面での勝負になるだろう。ただ、試合開始前の予想では、自由自在にリズムを変えることができると証明したナポリが優勢と言える」
スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われる一戦では、今夏にフランクフルトからセリエAにやって来た日本代表MF鎌田大地とMFイェスパー・リンドストロームの元同僚対決にも注目が集まる。
マルコリン氏は、元フランクフルトの2人について語る中で、セルゲイ・ミリンコヴィッチ＝サヴィッチの後釜という重要な役割を求められる日本代表MFを擁護し、自身がラツィオ時代に対戦した元ユヴェントスのジネディーヌ・ジダン氏と比較した。ジダン氏は、1996-97シーズンにボルドーからマルチェロ・リッピ率いる老貴婦人に加わったが、直後は適応に苦しんだ。
「リンドストロームは両サイドでプレーでき、試合をこじ開けることができる選手だと考える。一方、カマダはもう少し時間が必要だ。ミリンコヴィッチの後継者という役割は重たいものだ。しかし急ぐ必要はない。ジダンでさえ、ユーヴェでの最初の半年は苦戦したのだからね」
(C)Getty images
放送・配信予定
- ナポリ vs ラツィオ
- 配信：DAZN
- キックオフ：2023年9月3日（日）日本時間3:45
- 解説：細江克弥 実況：福田浩大
- 会場：スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ
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