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スクデット争い演じるミラノ勢のエースはどちらがより決定的?インテルのラウタロとミランのレオンを伊解説陣が比較して激論! | セリエA

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スクデット争い演じるミラノ勢のエースはどちらがより決定的?インテルのラウタロとミランのレオンを伊解説陣が比較して激論! | セリエA(C)Getty images
【欧州・海外サッカーニュース】今シーズンのセリエA首位争いを繰り広げるインテルとミランのエースについて、インテルOBのボルハ・バレロ氏ら『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が見解を示した。

セリエAでは、第7節終了時点で6勝1敗の成績で18ポイントを獲得したインテルとミランが首位を走る。そんな中、『ダゾーン・イタリア』の解説陣が「Sunday Night Square」の番組内において、両チームをけん引するラウタロ・マルティネスとラファエウ・レオンについて議論を行った。

飛躍を遂げたインテルのリーダー、ラウタロ

インテルの背番号10番ラウタロ・マルティネスは、エリア内において、ヨーロッパレベルにおいても稀有なほどの類まれな決定力を示している。サレルニターナ戦では、両チームともにスコアレスだった後半に投入されると、わずか30分ほどでポーケル(1試合4得点)を達成した。インテルOBのボルハ・バレロ氏が古巣の主将を絶賛した。

「サレルニターナ戦では、途中出場からわずかな時間で4得点をマークした。いったいどれほどの選手が、途中出場から4ゴールを挙げられるだろうか。ラウタロはもはや、それほどのレベルに到達したということだ。決定的な選手だ。現在のインテルにおいて、帰属意識やリーダーシップ、それから当然、得点力の観点から、極めて重要な役割を担っていると言えるだろう」

2018年夏にアルゼンチンからイタリアへ上陸すると、5シーズンにわたってインテルでプレーし、クオリティの飛躍を果たしたラウタロ。ステファノ・ボルギ記者は、その成長ぶりを高く評価している。

「ヨーロッパには、強力なFWがひしめいているが、ラウタロは、誰よりもさらなる成長の可能性を秘めているという点において、強力な選手だ。彼は常に進化し、成長を続けてきた選手だ。そして現在、チームのリーダーとなり、エースストライカーとなった」

「ラウタロは、ボールが入った時、ゴールに背を向けていても、走っている時でも、どんな時でも最初のタッチで絶対に失敗することがなく、破壊的だ。どんなチームメートとも連携できる。チームの基準となるストライカーであり、2トップの一角となるストラーカーで、ラウタロは現在、完成された選手となった」

するとミランOBのマッシモ・アンブロジーニ氏もインテルFWを称賛。「ラウタロが偉大なアタッカーである理由は、ミスが少ないことだろう」との見解を示している。

また、トンマーゾ・トゥルチ記者も、インテル主将がチームにもたらす効果を指摘。「ラウタロが前線にいるとき、チームは自信をもってプレーしているように見える。チームを機能させ、みんなをサポートしてくれる選手が前線にいることで、チーム全体のパフォーマンスがよくなるのだろう」と語った。

Lautaro Martinez_Internazionale_20230930(C)Getty Images

ラウタロとレオン、どちらが決定的?

ラウタロは今シーズン、インテルでセリエA9得点をマークし、得点王争いで首位に立つ。一方、レオンも7試合出場で3ゴール3アシストをマークし、新生ミランをけん引する。この2人のうち、どちらが所属チームにおいて、より決定的な役割を果たしているのだろうか。“ラウタロのいないインテル”と、“レオンのいないミラン”では、どちらがポイントの取りこぼしが増える可能性があるだろうか。ボルギ記者が見解を示した。

「現時点で言えば、インテルだろう。(マルコ)アルナウトヴィッチが離脱中だからだ。さもなければ、どちらを選んだらよいかわからない。レオンはミランの原動力であり、チームに火をつけるライターなんだ。一方、ラウタロはインテルのリーダーで炎だ」

続いてアンブロジーニ氏は、古巣の逸材レオンの方がより決定的な選手だと主張した。

「レオンは、ミランが苦戦している時においても、その特徴から唯一無二の選手となっている。代えの利かない選手という意味で、私はレオンを選びたい。ラウタロが代えの利かない選手ではないということではないが、レオンの特徴を踏まえると、そのように考える」

2023-09-16-milan-rafael-leao(C)Getty images

ボルギ記者も、ミランOBの見解に賛同した。

「レオンのそうした特徴は伝わってくる。ラウタロにはリーダーシップや炎があるが、レオンは15~20分間で試合を変えられる力を持っている。例えば、昨シーズンのチャンピオンズリーグにおけるナポリとの対戦を振り返ってみよう」

「ナポリは試合開始から全力で攻撃を仕掛けてきた。しかしレオンが1度、守備ラインを突破しただけで、流れが変わった。なぜならレオンは相手にとって脅威なんだ。この点において絶対的と言えるだろう」

最後に発言したバレロ氏は、古巣の台所事情を踏まえたうえで、インテル主将を選択した。

「これは私にとっても難しい質問だ。現時点においては、2人とも決定的な選手だ。ただ、昨シーズンのインテルにはラウタロの代役となれる選手が他に2人いたが、今シーズンはレベルの高い代役がいないように見える。したがってラウタロがほんの少しだけ決定的かな」

なお、『ダゾーン・イタリア』の視聴者は、62%が「ラウタロがより決定的である」と回答。28%のレオンを大きく上回った。

放送・配信予定

  • インテル vs ボローニャ
  • 配信:DAZN
  • キックオフ:2023年10月7日(土)日本時間22:00
  • 実況:北川義隆
  • 会場:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ

 

  • ジェノア vs ミラン
  • 配信:DAZN
  • キックオフ:2023年10月8日(日)日本時間3:45
  • 実況:福田浩大
  • 会場:スタディオ・ルイジ・フェッラーリス

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