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ラツィオMF鎌田大地がウィングで起用された意味は?「サッリの采配は象徴的だった」伊解説陣が見解…4戦未勝利のミランも分析! | セリエA

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ラツィオMF鎌田大地がウィングで起用された意味は?「サッリの采配は象徴的だった」伊解説陣が見解…4戦未勝利のミランも分析! | セリエA(C)Getty images
【欧州・海外サッカーニュース】セリエA第12節を終え、ラツィオOBのダリオ・マルコリン氏ら『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣がスコアレスドローに終わったローマダービーや、リーグ戦4試合未勝利のミランについて番組内で議論した。

日本代表MF鎌田大地が所属するラツィオは、セリエA第12節でローマと対戦。両チームともに相手のゴールをこじ開けることはできず、ローマダービーは0-0で終わった。『ダゾーン・イタリア』の「Sunday Night Square」に出演した解説陣のラツィオOBのダリオ・マルコリン氏は、リーグ中断直前のダービーのスコアレスドローについて見解を示した。

「こうした試合で勝てない時は、負けてはならない。特にこうした試合においては、85分くらいまでは勝利を目指してプレーするはずだが、その時間帯を過ぎると、引き分けという結果が次へのつなぎととらえるようになる」

「2週間後の次戦で穏やかに再出発することができるからね。もしダービーでどちらかが敗者となっていれば、その敗戦は1日や2日ではなく、15日間にわたって尾を引くことになっていたはずだ。最終的にドローは妥当な結果だったと言えるだろう」

続けてステファノ・ボルギ記者も、エンポリに敗れたナポリやレッチェと引き分けたミランに言及しつつ、「重大な危機の中で中断期間に突入するのは、3位ミランと4位ナポリだ。ローマは4位まで3ポイント差となった。今週末に負けなかったこと、危機に陥らなかったことは非常に重要だ」と強調した。

鎌田大地のウィング起用の意味は?

元インテル指揮官のアンドレア・ストラマッチョーニ氏は2人に賛同しつつ、今回のダービーで負けないことの重要性は、82分にMFの鎌田大地がフェリピ・アンデルソンに代わって左ウィングで起用された点からも見て取れると主張した。

「前半はラツィオの方が勝とうとする姿勢が強かった。一方、ローマは後半により良いパフォーマンスを見せた。ウィンガーを外してカマダを投入した試合終盤の(マウリツィオ)サッリの采配も象徴的だった。そこからダリオが言おうとしていたことが読み取れる。つまりダービーで勝つことは重要だったが、おそらく負けないことの方がより重要だった。なぜなら順位表はわずかな差だからね」

そんな鎌田の左WGでの起用について、『ダゾーン・イタリア』でローマダービーの中継を担当したミランOBのマッシモ・アンブロジーニ氏も反応。「カマダはウィングの位置に入ったようだが、彼の特徴により適しているのかもしれない」と自身の見解を示した。

ピッチリポーターを務めたバルバラ・チリッロ記者も驚きを示しつつ、この采配を解説した。

「カマダのウィングでの起用は、まったく新しいものだ。これまでにこれほど高い位置でプレーしていなかったが、おそらくピッチの中央へ入り(左サイドバックのエルセイド)ヒュサイにもスペースを空けるのではないか」

なお、チリッロ記者は試合終了後、ラツィオ指揮官に対して「ウィングが彼(鎌田)の未来に?」と今後もトリデンテの一角で起用されるのかを確認。するとサッリは「打つ手がなかったからあの場所で起用しただけで、確信をもっていたわけではない」と今回限りの采配であったことを示唆している。

2023-11-12-lazio-daichi-kamada(C)Getty images

4戦未勝利のミランが抱える問題

ステファノ・ピオリ率いる3位ミランは、敵地でレッチェと対戦。前半のうちに2点のリードを奪ったが、後半に追いつかれ、2-2で引き分けた。これでリーグ戦4試合連続の未勝利となるが、ミランの指揮官は、ナポリのルディ・ガルシア監督と同様に解任のリスクがあるのだろうか。マルコリン氏が見解を示した。

「最初に責任を問われるのは、常にチームの責任者である指揮官であり、標的はピオリだ。ただ、なぜミランがリードした後、スコアをコントロールするのに苦戦しているのかを理解する必要がある。ピオリはすでに5年目で、このチームをよく知っている。技術および戦術面というより、管理上の問題ではないだろうか。私がミランの経営陣なら、もう少し様子を見るだろう」

続いてボルギ記者は、現在のミランと今年1月の成績不振を比較しつつ、自身の考えを述べた。

「昨シーズンは、1月に巨大な亀裂が生じたが、ピオリは立て直すことに成功した。今シーズンは小さな亀裂がいくつも生じた後、パリ・サンジェルマン(PSG)を相手に夢のように素晴らしい試合をして見せた。だが再び同じ落とし穴にはまってしまったように見える」

一方、ストラマッチョーニ氏は、指揮官のプロジェクトやレギュラー陣を評価。ただ、代替オプションが機能していないことによるパフォーマンスの低下との見方を示した。

「ピオリは周囲からの信頼を失いつつあるが、ミランは、PSG戦など重要な試合においてベストメンバーで戦っている時、失敗することはほとんどないように思う。ミランのレギュラー11人は本当に強い。課題は離脱者がいる時だろう。誰かがいないと、チームが万全の時のような強さがないように思う」

「レッチェ戦では(10分でラファエウ)レオンを失い、後半からは(ダヴィデ)カラブリアも失い、距離感や自信を失い、ミランは弱点だらけになってしまった。私はピオリの技術的なプロジェクトやベストメンバーを信頼している。しかし解決策を探そうとするたびに、監督やトップチーム内に何らかの問題があるように思う」

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