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UEFA ユーロ2024予選

W杯2大会欠場&EURO予選苦戦から立ち上がった欧州王者イタリア「絶対的なフオリクラッセはいないが…アッズーリは喜びを取り戻した」伊紙記者が見たスパレッティの功績 | EURO2024予選

DAZN NEWS
W杯2大会欠場&EURO予選苦戦から立ち上がった欧州王者イタリア「絶対的なフオリクラッセはいないが…アッズーリは喜びを取り戻した」伊紙記者が見たスパレッティの功績 | EURO2024予選(C)Getty images
【欧州・海外サッカーニュース】日本時間18日に行われたEURO2024予選グループCで北マケドニアに勝利して本大会出場へ大きく前進したイタリアについて、イタリア人記者が見解を示した。

今年8月に前任のロベルト・マンチーニが電撃辞任し、混乱の中でEURO2024予選グループCの戦いを再開させた前回大会の覇者イタリア。昨シーズンにナポリを悲願のスクデットへと導いたルチアーノ・スパレッティを新指揮官に迎え、心機一転、再スタートを切ったが、第7節マルタ戦の直前に、代表メンバーだったサンドロ・トナーリが賭博疑惑によりチームを離脱する騒動にも見舞われた。

第8節では、前回大会の決勝と同じウェンブリースタジアムを舞台にイングランドと再戦したが、1-3と敗れて力の差を見せつけられたアッズーリ。グループ3位へと後退して本大会出場が遠のく中、日本時間18日、因縁の北マケドニアを相手にスパレッティのチームは底力を見せ、5-2の勝利を収めて再び2位へと浮上した。

2023-11-17-italy-nicolo-barella-north-macedonia-ademi(C)Getty images

成長の階段を上るイタリア

そんなアッズーリについて、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説者としても活躍するイタリア紙『Gazzetta dello Sport』の副編集長アンドレア・ディ・カーロ氏が18日、同紙のコラムで分析。「いま、楽観的でいられるのはスパレッティのおかげだ」との見出しをつけ、「ルチアーノは代表に適切なプレーと気迫を取り戻させた」と評価した。

「我々は再び歓喜し、危険なプレーオフを経ることなく、ヨーロッパ王者として2024年ドイツ大会に参加できるとしたら、それはルチアーノに感謝しなければならない」と強調。「(最終節の)ウクライナ戦で1ポイントを獲得する必要はあるが、レヴァークーゼンへ大きな期待をもって臨むことができる」との見通しを示した。

ディ・カーロ記者は、FIFAワールドカップ(W杯)2大会連続欠場というどん底から這い上がろうとする「このイタリアがイングランドのような強豪と競うには、まだかなり成長しなければならないが、それよりも技術や資金面で劣る相手を退けるには、すでに“十分”な実力がある」と指摘した。

そのうえで「今後はテーブル上で明らかに見えることを、ピッチで示すだけだ」と主張。「謙虚な姿勢を保ち、『すでに通過した』と考えることなく、『ダメかもしれない』という不安を少しでも背負うべきだ」と続けた。

イタリア紙の副編集長は、不安がもたらすメリットに言及している。「不安を抱くことは必ずしも間違ったことではない」とし、「選手の足を動かなくさせ、挑戦を阻む危険な砂袋になる可能性はあるが、健全な不安であれば、アドレナリンを高く保ち、集中して全力を尽くせるようにしてくれるものでもある」との見解を示した。

日本時間21日の最終節を残し、4勝1分2敗でウクライナと並ぶ13ポイントを獲得したイタリア。次戦で勝つか引き分ければ、本大会出場が決定するだけに「ウクライナや北マケドニア、マルタより上位につけて、EURO出場権を獲得するのは偉業ではない」のかもしれない。

それだけに、ディ・カーロ副編集長は、「5試合で合計10ポイントを獲得しただけでなく、短時間で代表チームにプレーと自信、気迫とふさわしい振る舞いや攻撃への姿勢を取り戻させたスパレッティの功績を認めるべきだ」と主張。「古株を再生し、新戦力を抜てきし、自信をプレゼントしてくれた」トスカーナ人指揮官の手腕に賛辞を贈った。

2023-10-15-spalletti(C)Getty Images

喜びを取り戻したアッズーリ

さらにイタリア人記者は続ける。「アッズーリはプレーする喜びを取り戻し、ファンは大きな成長の可能性を秘めた若きイタリアを観戦する喜びを取り戻したという感触だ」と分析。「ジュード・ベリンガムやキリアン・エムバペのような絶対的なフオリクラッセ(規格外の選手)はいないが、我々のプレースタイルは、最高の演者たちの特徴を際立たせている」と述べ、ドッピエッタ(1試合2得点)の活躍を見せたフェデリコ・キエーザや、1ゴール1アシストを記録したジャコモ・ラスパドーリらを称えた。

また、前半に3点のリードを奪った後で一度は1点差に詰め寄られた北マケドニア戦を振り返り、「イタリアの功績の中で特筆すべきは、苦悩することなく、すぐさま反発してさらに2ゴールを挙げ、テンポは速くはなかったが主導権を握っていた試合をふさわしい結果へと導いたことだ」と指摘した。

またイタリアの攻撃陣を分析。「ボール保持&非保持の際の動きや両ウィングのクオリティ、両サイドバックの攻撃や、中盤の選手の飛び出し」という特徴を踏まえると、「ラスパドーリのようなテクニックがあり、身軽で動けるセンターフォワードでも、(ジャンルカ)スカマッカのようにパワーがあり、重量のあるCFでもプレーすることができる」と評価した。

さらにステファン・エル・シャーラウィのような「決定的となれるベンチスタートの代替オプション」があることの重要性や、中盤においては「(マヌエル)ロカテッリやジョルジーニョのようなボールを回せるレジスタが必要」であると指摘しつつ、21日のEURO予選最終戦へ向けて「次はウクライナを相手に我々の価値を示さなければならない」と期待を寄せた。

ハイライト

Watch on YouTube

放送・配信予定

  • ウクライナ vs イタリア : グループC 第10節
  • 配信:DAZN
  • キックオフ:2023年11月21日(火)日本時間4:45
  • 実況:北川義隆
  • 会場: バイ・アレーナ

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