鎌田は昨夏、セルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチの後釜としてラツィオに加入。だが、戦術家マウリツィオ・サッリ指揮下で適応に苦戦している。当初、与えられた右インサイドハーフのポジションでは、マテオ・ゲンドゥージとの競争に敗れて左IHでルイス・アルベルトの控えに回った鎌田。AFCアジアカップ カタール 2023に出場する日本代表メンバーから外れてクラブに残り、不動のスペイン人MFの離脱中にアピールを狙った。
ところがライバルのマティアス・ベシーノに印象的な活躍を見せられ、ミッドウィークに行われたコッパ・イタリア準々決勝のローマダービーでは出番も与えられず、さらに序列を落とす格好となっている。
そんな元フランクフルトMFについて、ラツィオのアンジェロ・ファビアーニSDが、地元ラジオ局『Radiosei』の番組内で見解を示した。
「カマダは、全ての日本人と共通して、しゃくし定規なところがある。できるはずのことができずに、落ち込んでいるようだ。その理由は、いくつもあるだろう。例えば、(プレーする)国やカルチョ、クラブが変わったこともその一因だ」
「だが私は、彼がカルチョをプレーできる選手だと思っている。遅かれ早かれ、この難局を乗り越えられるはずだ。彼はローマの街やラツィオで居心地よく過ごしているように見える。我々は、彼にチームに残って欲しいと思っているが、将来を見通せるわけではない」
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サッリ率いるラツィオは、日本代表がベトナムとのアジア杯初戦に臨む同時間帯に、セリエA第20節レッチェ戦に挑む。イタリア紙『Il Messaggero』のアルベルト・アッバーテ記者も、同ラジオ局の番組に出演すると、次戦での鎌田の奮起に期待を寄せた。
「ラツィオの中盤は、ベシーノ次第だ。ダービーの消耗は計り知れず、ルイス・アルベルトと交互になるだろう。ウルグアイ人MFは、今シーズンのラツィオの付加価値であり、温存するべきだ。しかしレッチェ戦では、カマダの挽回に期待している。日本人選手は、彼自身のためにも、プロとしての将来のためにも、自らを取り戻さなければならない」
また、イタリア紙の記者は、ラツィオが元フランクフルトMFの適応を待ち望んでいるのであれば、今冬のIHの補強は行われないとの見方を示した。
「ラツィオがカマダの再生を望んでいるのなら、まさに、どうして別のIHの獲得を考えることができるのだろうか。誰がやって来てもチャンスはない。ルイス・アルベルトも復帰した現在なら、なおさらだ。人員オーバーになってしまう」
なお、現時点において『La Gazzetta dello Sport』や『Sky Sport』、『Mediaset』などの大手メディアは、鎌田のレッチェ戦ベンチスタートを予想している。
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