一発勝負の決勝トーナメントに挑む南野拓実。苦い思い出のあるPK戦が来ても「自信を持って蹴りたい」 ｜ AFCアジアカップカタール2023

バーレーンとのラウンド16が近づいている。決勝トーナメントの初戦を2日前にした日本は、ドーハでトレーニングを実施。トレーニングパートナー一人を含む27名が元気に参加した。

練習後、取材に応じた南野は、ラウンド16で相対するバーレーンについて「しっかり守ってくるなというのが1つの感想」としつつ、「やはりがっつりハーフスペースでボールを受けるときに対人で来てるなという印象がある。韓国戦のようにボールを持てるところはあると思うし、サイドで数的有利とか作って攻撃を仕掛けられればいい」とイメージを明かした。加えて、「あとはやはり奪われた瞬間にしっかり前で奪って2次攻撃を仕掛けることができれば、それもチャンスになるんじゃないかなと思う」と攻撃の狙いを口にしている。

ここからはグループステージとは異なり、負けたら終わりの一発勝負となる。南野は重要な試合に向けて意気込みを示した。

「いい意味で緊張感というのはチームの中で高まっていると思います。3試合を終えてやはりアジアの戦いは簡単ではないというのもチームとしてわかっている。個人的には目の前の試合を一つひとつ全力で、チームとして一丸となれるかというところがベースというか、それを一番おろそかにしてはいけないと思ってます」

一発勝負で言えば、延長までに試合が終わらなければPK戦も待っている。ワールドカップではPKを外した苦い思い出もあるが、「まずPKになるまでに勝たないといけないというのがある。もしそういうときが来たら自信を持って蹴りたいなと思います」と語った南野。大事な局面でチームを救う活躍ができるか注目したい。

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