勝ち点31の3位モナコが勝ち点54の首位パリ・サンジェルマン(PSG)をホームに迎える一戦。モナコは前節のRCランス戦で2点を先取しながらも追いつかれる嫌な展開となったが、南野拓実が後半ATに劇的な決勝点を沈めて3-2で競り勝った。上位対決を制したことで波に乗っていることは間違いないが、気がかりなのはリーグ戦9試合連続失点中という守備の不安定さ。リーグでも断トツトップの攻撃力を備えるPSGを下すためには守備の改善が不可欠となるが、反対に長所でぶつかり合った場合は派手な試合になりそうだ。
伊東純也と中村敬斗の日本人コンビを両翼に据えるスタッド・ランスは勝ち点34で8位に位置。とはいえ、UEFAヨーロッパリーグ(UEL)出場圏上の5位リールとの勝ち点差は「4」と、追い上げは十分に可能だ。そのためにもこの直接対決は重要な一戦となるが、バランスよく勝ち点を重ねているリールに対し、スタッド・ランスはやや好不調の波が目立つ。前節は5試合ぶりの白星を飾ったばかりであり、今季前半戦では中村の決勝点によって2-1で競り勝っている。良い感触を生かし、このまま連勝街道へと突入したいところだ。
勝ち点26の11位トゥールーズが、勝ち点40の4位ニースをホームに迎える一戦。力の差があることは否めないカードだが、ニースは得点力不足が指摘される一方、トゥールーズの守備は決して脆弱ではない。守備に人員を割きながら絶対的なスコアラーであるタイス・ダリンガのチャンスを創出しようとするトゥールーズと、相手の得点源を抑えながら好機をうかがうニースという緊迫感のある構図となりそうだ。
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