永田のポルトガルでの1年目は4試合の出場にとどまったが、今シーズンはリーグ戦で15試合に出場している。2024年12月30日に行われた第16節CSマリティモ戦では、ポルトガル移籍後初ゴールを含む1得点1アシストを記録した。2-1でマリティモを下し、チームを10試合ぶりの勝利に導いた。
さらに年が明けて1月21日の第18節FCペナフィエル戦でも高いパフォーマンスを披露。首位を走るチームをホームに迎えると、エリア外からミドルシュートを突き刺し、自身2得点目をマークした。チームは試合終了間際に失点を喫し2-2の同点で終えたが、一時勝ち越しとなるゴールを挙げた永田はマン・オブ・ザ・マッチに選出された。
この活躍を受けて、ポルトガルリーグも永田に注目。公式番組でインタビューを行った。永田は「ポルトガルに来て一番びっくりしたのは、周りの選手のフィジカル能力の高さ。普段だったら取られないところが、ボールを突つかれて取られる」と語り、特に1年目は新たな環境への適応に苦労したと明かした。
そこで大きな影響を与えたのが、現在はJFLのアトレチコ鈴鹿でプレーする三浦知良。永田は「カズさんは小さい頃から自分のヒーローで、日本のレジェンド。そういう選手が18歳の自分のためにいろいろと（助けられた）」と振り返る。そして「練習に取り組む姿勢とか、楽しんでプレーする姿勢を学ぶことができました。それが2年目に生きていると思います」と三浦の影響を語った。
今後の目標を尋ねられると、「一番大きな目標はチャンピオンズリーグに出て活躍すること」。そのための道筋として、「まずは自分自身がポルトガル1部リーグに行かないといけないと思いますし、来年のU20ワールドカップにも出たい」と語った。
一方で所属するオリヴェイレンセは18位に沈み、終盤戦に向けて厳しい戦いが続く。永田は「オリヴェイレンセに感謝を伝えるという意味でも、このチームを残留させたいです」と力強く応えた。
オリヴェイレンセは2月8日、第21節でレイションイスと対戦。試合は日本時間同日の20時にキックオフを迎える。
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