日本時間22日に行われたセリエA第26節のレッチェ対ウディネーゼ戦(0-1)では、27分にエリア内でレッチェDFガビ・ジャンの広げた手がウディネーゼMFサンディ・ロヴリッチの顔面に接触。これがファウルと判断されて、ウディネーゼにPKが与えられた。
ところが、このPKを巡って、ウディネーゼで内紛がぼっ発した。今シーズンの2ケタ得点に迫るイタリア代表FWロレンツォ・ルッカが、監督が指名したキッカーのフロリアン・トヴァンを差し置いて、ボールを奪取。ジャカ・ビヨルと口論になり、アレクシス・サンチェスやハッサン・カマラ、ウマル・ソレも仲裁に入って説得を試みたが、スタンドからもブーイングが注がれる中、201センチの長身FWは主審から警告を受けてもキッカーを譲らなかった。
『DAZN(ダゾーン)イタリア』で実況を務めたアレッサンドロ・イオーリ氏は「素晴らしいシーンとは言えない。これでは、誰が蹴っても、穏やかに蹴ることができない」とコメント。解説のアレッサンドロ・ブデル氏も「本当にひどいシーンだ。私が監督なら怒るところだ。キッカーのリストがあるので、このようなことは起きないはずなのに。このようなシーンは見ていられない。ピッチでこんなことを目にするのは難しい」とあきれた。
強心臓のルッカは、四面楚歌でもPKを沈めて今シーズンのセリエA10得点目を記録し、ウディネーゼの先制点をもたらした。だがチームメートは誰もゴールを祝福せず、トヴァンは不快感を示して自身の交代をベンチに要求した。指揮官のコスタ・ルニャイチは数分後、トヴァンではなく、自身の指示に背いたルッカの交代を決断。24歳FWは、おとなしくベンチに座った後、39歳のベテランGKダニエレ・パデッリから注意を受けている。
ルニャイチは試合終了後、『ダゾーン』のインタビューでルッカの振る舞いについて問われると、ため息をついて語り出した。
「チームのキッカーはトヴァンだ。長い議論の末に、ルッカが1人で決断を下したため、私は彼を交代させる決断を下した。彼は素晴らしいPKを決め、チームが勝利したことは全員がうれしく思っている。それが一番大切だ。サッカーにおいて、選手がPKやFKを巡ってもめるのは今回が初めてではないが、私はルールが守らないことは好きではない。チーム内で話をするつもりだ」
一方、敵将のマルコ・ジャンパオロは、PK自体が与えられるべきではなかったと憤る。
「何度も見直したが、あれは絶対にPKではない。なぜVARが介入したのか理解できない。あれは流れから起きたことで、このようなPKを与えるなんてできないはずだ。ばかげている。リゴリーノ(甘いPK判定)ですらない。なんでもないプレーだよ。彼はバランスを取ろうとしていただけなんだ。逮捕したいほどだ。試合において決定的なエピソードになってしまい、あり得ない。PKでもなんでもなかった」
ハイライト
放送・配信予定
- パルマ vs ボローニャ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2025年2月22日(土)日本時間23:00
- 実況:松原稜典
- 会場:スタディオ・エンニオ・タルディーニ
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