セルジオ・コンセイソン新監督の下で再出発し、スーペルコッパ・イタリアーナのタイトルを獲得して最高のスタートを切ったはずのミラン。だがUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)では、フェイエノールトに屈してベスト16進出を逃し、23日に行われたセリエA第26節では、トリノに1-2と敗れて41ポイントのまま足踏みし、4位ユヴェントスとの差は8ポイント(ミランは消化試合が1試合少ない)に広がった。
そんな中、『ダゾーン・イタリア』の番組「Dazn Serie A Show」では、解説陣がミランにスポットライトを当てた。セリエAでは直近の3シーズンにおいて、69~72ポイントがUCL出場権のボーダーラインとなっており、パルマOBのマルコ・パローロ氏は、ミランの厳しい現状を指摘した。
「UCL出場の目安は、70、71ポイントになるだろう。つまりポイント差を踏まえると、ミランや(同ポイントの)ボローニャのどちらか、もしかしたら2チーム共に、すでにUCL争いから脱落しているのかもしれない。ミランは今後、最大39ポイントを獲得できるが、そのうちの30ポイントを獲得しなければならないことを意味するからだ」
ユヴェントスOBのエマヌエレ・ジャッケリーニ氏は、4位争いは49ポイントのユヴェントスと47ポイントのラツィオの勝負になると予想。「ミランを争いに入れるのは難しい。まだ獲得できるポイントは多いが、ミランは現在の状況が良くない。結果だけでなく、選手たちの姿勢も問題だ」と指摘した。
さらにユーヴェOBは、「ミランはトリノ戦を支配していた。それでも結果が出ないのには、何かしら理由がある。そもそもトリノ戦の2失点目は、UCL出場権争いをするチームが絶対に記録してはならないような失点だ」と続けた。
そこでイタリアの解説陣は、ミランの問題点を深堀りした。まず元スイス代表MFヴァロン・ベラーミ氏が、ミランにおいてリーダーとなる選手が不在であることを指摘した。
「いまのミランはメンタル面でストレスを受けているように思う。監督が交代すると、毎週のように議論が起こり得る。コンセイソンがやって来て、彼自身が議論を巻き起こしたこともあるだろう。主将が(マイク・メニャンに)変わったが、腕章を別の選手に渡したからと言って、リーダーシップが別の選手に移るわけではない」
「リーダーとは自然と生まれるものだ。だがミランには、そのリーダーがいない。おそらくメニャンは現在、自身で支えきれない大きなものを背負っているのだろう。(ラファエウ)レオンやテオ(エルナンデス)もいるが、2人もリーダーではない」
「結果がどうであれ、常に正しい姿勢で試合に臨んでいる(ティジャニ)ラインデルスや(ユスフ)フォファナの方が良いかもしれないが、シーズン中に序列を変えるのはどうだろうか」
(C)Getty images
パローロ氏もベラーミ氏の意見に賛同。「テオとレオンは選手として最強レベルだが、リーダーという責任を与えるべき選手ではない」との考えを示したが、ジャッケリーニ氏は、ミランが不調から脱出できない理由として、戦術やコンセイソンのチームマネージメントに言及した。
「そもそもミランは、戦術的に4-2-4のシステムでプレーできるチームではない。守備に苦戦するレオンのような選手がいるからだ。それからミランのテーマは、いかに監督がこうした選手たちのマネージメントをするかだと思っている」
「(昨シーズンまでチームを率いたステファノ)ピオリは、この点において優れていたと言える。レオンのような選手たちのケアをしつつ、スクデットを獲得したが、まさに、こうした選手へのケアが必要なのではないだろうか」
「今年はその反対になっているが、ある種の才能ある選手たちのことは、知る必要がある。私は、ミランが強いチームであると言い続ける。スクデットを獲得できるような選手が所属していて、現在のミランは、スクデットを獲得した時のミランよりも強いはずだと思っている」
(C)Getty images
元スイス代表MFも、コンセイソンの選手たちへのアプローチについて疑問を呈し、現在は昔とは異なる姿勢が求められると主張した。
「コンセイソンはスパルタ式の方針を取ったが、それは10~15年くらい前までのやり方だ。だが現在は、当時の世代とは異なる。もう少し心を開く必要がある。最初からあまりにも多くの規則を課すのはどうだろうか」
ベラーミ氏は、ヴィンチェンツォ・モンテッラが率いるトルコ代表において、若手やファンタジスタが多い点に注目。番組にゲスト出演した指揮官に、自身の世代との違いを確認した。
するとモンテッラも「確かにその通りだ」と回答。「他の指揮官について判断をするつもりはないが、私の話をしよう。私も異なるアプローチをするようになった。現在の選手たちには、異なるアプローチで接する必要があるんだ」と明かした。
そんなトルコ代表指揮官に対してベラーミ氏は「いや、監督は変わったね。私と一緒に最初の練習をした時は、ピアスを取るように言っていたくらいだからね」と反応。だがモンテッラは「ピアスに関してはいまも同じだよ」と苦笑いした。
● 【インタビュー】守備の名手ネスタ氏が持論「私は横浜でもゴールを決めた。誰だってFWをやりたい。DFはさせられるもの」トレゼゲ氏とミランやユーヴェの将来も語る | セリエA
(C)DMM.com
DAZNで配信しているスポーツは、DMMプレミアムとDAZN Standardがセットになった『DMM×DAZNホーダイ』でも視聴することができる。
通常DMMプレミアムとDAZNを別々に契約すると月額4,750円(税込)がかかるところ、『DMM×DAZNホーダイ』なら月々1,270円お得な月額3,480円(税込)で2サービスを楽しむことができる。
なお、DAZNのスタンダードプランからの切り替えも可能(一部は不可)なので、まずは公式サイトをチェックしてみてほしい。
▶【DMM×DAZNホーダイがお得】今すぐ公式サイトから登録
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。