昨年12月のコモ戦での黒星を最後に、直近のリーグ戦において10戦無敗で好成績を収めているローマ。クラウディオ・ラニエリ率いるチームは、日本時間3日に行われる次戦において、その昇格組コモとの再戦を迎える。
ローマ生まれの指揮官は、前節を終えて13位と健闘する昇格組コモとの対戦を前に会見に出席すると、セスク・ファブレガスのチームを、かつてのアタランタに例えて警戒感を強めた。
「かなり前に(ジョゼップ)グアルディオラが『アタランタとの対戦は、歯医者へ行く時のようだ』と語った。そう、現在のコモとの対戦は、まるで歯医者に行くときのようだよ。それも麻酔なしでね。コモは、偉業を成し遂げる前の1990年代のパルマを思い出させるようなチームだ」
さらにラニエリは、2023年秋からコモの指揮を執る37歳の若手指揮官の将来に太鼓判を押した。「ファブレガスはローマで指揮を執れる準備ができているかどうか? それは分からない。だが、この青年は3~4年でトップクラスに到達できるだろうね」と語った。
73歳のローマ指揮官は、今シーズン限りでベンチを退き、裏方としてクラブに残る見通しとなっている。来シーズン以降、チームの指揮を執る後継者について問われると、自身の考えを明かした。
「私は監督を推薦することはできるが、誰を招聘するかを決めるのは経営陣だ。私の任務は、ローマの指揮を執ることが可能な人物に関して幅広い情報を提供することだ。(オーナーグループの)フリードキンは私を信頼してくれている。私が考える優秀な指揮官について長所と短所を伝えるつもりだ。会長が『この人物に納得した』と言う全ての権利を持つ」
「(元ローマ指揮官のダニエレ)デ・ロッシ? 彼は偉大な指揮官になるだろう。だが彼自身のプロセスを歩んでいかなければならない。その後、以前よりも強くなって戻ってくるだろう」
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