2017年に現役引退を迎えるまで、下部組織から一貫してローマ一筋を貫いたバンディエラのフランチェスコ・トッティ氏。2001年に、元日本代表MFの中田英寿氏らと共にスクデットを獲得したローマのレジェンドは20日、レガ・セリエAが協力したイベントに出席した際に、“レジェンド論”を語った。イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』が伝えている。
「“レジェンド”とは、サッカー選手として軌跡を作り上げた後になるものだ。“レジェンド”と呼ばれるということは、何か重要で意味のあることを成し遂げたということだ。私は、たった一つのユニフォームに袖を通すという自分の夢を成就したかった。私はその意味で、レジェンドであると思うよ。いつ自分がレジェンドであると感じたかって? キャリアの終わりに、自分のしてきたことを振り返った時だ」
そんなトッティ氏は、もしサッカー選手になっていなければ、どんな職業に就いたかを問われると、冗談ながらに語った。
「サッカー選手でなければ、ガソリンスタンドで働いていただろう。私はガソリンのにおいが好きなんだ。冗談はさておき、私はテニスの選手になっていたと思う。テニス界の(ロジャー)フェデラーは、サッカー界の(ディエゴ)マラドーナのような存在だ。彼らはこの惑星に属さない選手と言えるね」
マラドーナ氏について「正直、彼と比較の対象にすらなりたくない」と謙遜したトッティ氏。そんな元ローマのレジェンドは、自身の“後継者”に言及した。
「私の後継者? いまは厳しい状況だ。現在はいない。いつか有望な若手が何人か現れてくれることを期待したい。私のようなキャリアとは言わないが、全ての子どもたちが夢見るようなキャリアを歩んで欲しいね。情熱や意欲を持ち、正しいモチベーションで何かに取り組むことは何よりも素晴らしいことだと思う」
続いてトッティ氏は、インテルとナポリが繰り広げる今シーズンのスクデット争いの行方を予想。「前節の結果を見ると、現時点ではインテルが優勢だ。インテルは連覇の準備ができているように思う」と明かした。
さらに元ローマの10番は、インテルやミランが本拠地とする“カルチョのスカラ座”こと聖地サンシーロへの特別な思いを告白。「私はあのスタジアムでプレーするのが好き過ぎた。ミラノへ行くと侮辱されたが、あの侮辱は心地よい別物なんだ。特にミラン対ローマ戦では、大きなリスペクトが感じられるものだったんだ。攻撃されればされるほど、楽しかったよ」と振り返った。
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