前節でユヴェントスとの直接対決で引き分けて7位へと後退したローマは、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場圏内の4位ボローニャを4ポイント差で追いかける中、日本時間14日、6位ラツィオとのローマダービーに挑むと、1-1と引き分けた。
今シーズン限りで監督の座を退く意向を示しているクラウディオ・ラニエリは、ローマ指揮官として臨んだ過去5度のローマダービーで5戦全勝の成績を残しており、6戦目となった14日の対戦で連勝は逃したものの、ダービー無敗のままでキャリアを終えることとなった。ラニエリが『ダゾーン』のインタビューで心境を明かした。
「より良い可能性もあったが、悪くなる可能性もあった。もう一度勝利して締めくくれたらうれしかったが、カルチョとはこういうものだ。満員のオリンピコが恋しくなるだろうね。死ぬほど心を揺り動かされ、さらに頑張ろうという意欲を与えてくれる場所なんだ」
さらにローマ指揮官は試合を振り返ると、アレッシオ・ロマニョーリに先制点を奪われた後、69分に同点弾となるスーパーゴールを決めた21歳の逸材マティアス・スーレを絶賛した。
「今日のローマは慎重すぎたのか? 確かに下がり過ぎていたことは良くなかった。私は縦を狙って前線へボールを入れるように指示していたにもかかわらず、常に後ろに下がっていたからね。だがダービーはいつも通り両チームがイライラする試合だった。得点チャンスの観点から見ると、ラツィオの方が上だったが、引き分けという結果を受け止めたい」
「スーレはサイドから仕掛けると、ローマをけん引することができる。彼は重要なシュートを持っていて、ゴールをこじ開けることができる。未来は彼のものだ。彼はブレイクするための全てを兼ね備えている」
最後にラニエリはパウロ・ディバラにも言及。「彼はピッチ内外でリーダーだ。残念ながら、いまは離脱中だが、常に我々とともにいる」と語った。
『ダゾーン・イタリア』の番組「Dazn Serie A Show」では、ローマOBでもある解説陣のルカ・トーニ氏がローマダービーに見解を示した。
「引き分けの結果は、両チームにとって大きな後押しとはならないが、良い面もある。とはいえ、チャンピオンズリーグ出場へ大きなチャンスがあったラツィオにとっては失敗だ。まだ競っていくことは可能だが、ここで勝てていれば違ったはずだ」
またトーニ氏は、現役時代のラニエリとの思い出を振り返りつつ、73歳の指揮官がフロントへと移る来シーズン以降にも期待を寄せた。
「スタディオ・オリンピコは力を引き出してくれる。私は半年しかプレーしなかったが、ファンタスティックな経験だった。ラニエリと一緒にダービーで勝利し、スクデットまであと一歩だった」
「私は、彼がクラブ内部に残ってくれるだけでもうれしいよ。ローマをクラブにふさわしい上位に導けるような素晴らしいプロジェクトを本当に期待している。ラニエリが内部にいるだけで、チーム全体に安心感が生まれるだろう」
● 「最高に親切だった日本のベッカム」伊解説陣が語る元セリエAの日本人選手たち…本田圭佑を伊記者が絶賛、中田英&中村俊、森本らにも持論「一番熱狂した」のは? | セリエA
(C)DMM.com
DAZNで配信しているスポーツは、DMMプレミアムとDAZN Standardがセットになった『DMM×DAZNホーダイ』でも視聴することができる。
通常DMMプレミアムとDAZNを別々に契約すると月額4,750円(税込)がかかるところ、『DMM×DAZNホーダイ』なら月々1,270円お得な月額3,480円(税込)で2サービスを楽しむことができる。
なお、DAZNのスタンダードプランからの切り替えも可能(一部は不可)なので、まずは公式サイトをチェックしてみてほしい。
▶【DMM×DAZNホーダイがお得】今すぐ公式サイトから登録
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。