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新指揮官アッレグリ「モドリッチは王者。ミランにとって重要となる」不振の昨季には「振り返る必要はない」｜セリエA

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21, Jul

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かつて2010年から3シーズン半にわたってミランの指揮を執り、2010-11シーズンにはスクデットをもたらしたマッシミリアーノ・アッレグリ。今夏、昨シーズンの成績不振により欧州カップ戦の出場権を逃した古巣に復帰し、名門クラブの復興を目指す。

ミランの新指揮官は、アーセナルとの親善試合を前に記者会見に出席すると、チームの現状について見解を示した。

「15年前とは異なる状況だ。始めてから20日間が経過したが、チームは良い取り組みをしている。最初の2週間はチームを知る機会になった。素晴らしい選手たちがいるように思う。昨シーズンのことを振り返る必要はない。良い意味でも悪い意味でも前を向くべきだ」

「なぜなら優勝した時でも、獲得したタイトルのことを考えているべきではないからね。将来のためにならないんだ。したがって現在、昨シーズンに起きたことはもう必要ない。われわれは新たなシーズンを開始したんだ」

「このチームは技術面と精神面で重要な価値があるので、私は自信を持っている。シーズン初の公式戦が行われる8月17日（コッパ・イタリア１回戦）には準備を整えておきたい。ピッチでの取り組みは重要になる。最初は寄せ集めだが、急いで1つのチームにならなければならない」

続いてアッレグリは、ベテラン新戦力のルカ・モドリッチに触れ、「モドリッチはチームにとって重要な選手となるだろう。彼はカンピオーネ（王者）であり、技術レベルを引き上げてくれるだろう」と期待を寄せたほか、新シーズンの目標を掲げた。

「目標はチャンピオンズリーグ出場権の獲得だ。だが戦力に恵まれ、競争力の高いチームがあるので、簡単ではないだろう。カップ戦がないことで、戦術を吸収し、チームとしてまとまるための練習時間がより確保できるというメリットがある。一方、デメリットは誰もが望むようなビッグマッチでプレーできないことだ」

「ミランが来シーズン、チャンピオンズリーグ（UCL）に復帰できるようにしっかり取り組んでいかなければならない。私は熱意と意欲を持ってここへ戻ってきた。2026-27シーズンのUCL出場権の獲得という最終目標に集中している。ミランというブランドのためにも、クラブの財政面においても重要なことだ」

最後にミラン指揮官は、今夏の補強についても言及。「メルカートに関してクラブと完全な協力体制がある。8月31日には、目標を達成するための競争力を備えたチームになるよう取り組みが行われている」と明かした。

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