バルセロナが契約延長に動き出したフリックだが…「私は長期契約を結ぶ人間ではない。約束された未来はいらないんだ」 | ラ・リーガ

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バルセロナは12日にラ・リーガ第31節、敵地ブタルケでのレガネス戦に臨む。前日会見に出席したハンジ・フリック監督は、今季自分たちやアトレティコを破ったボルハ・ヒメネス監督率いる“ジャイアント・キラー”レガネスに対して警戒感を表している。

「レガネスは私たちのほかアトレティコにも勝利している。レアル・マドリードにしても、かなりの苦戦を強いられたね。彼らは素晴らしい守備を見せ、深みを取った攻撃を仕掛ける。私たちはこの一戦に集中しなくてはならない」

「私たちは首位を走るチームであることを示したいと思っている。対して彼らは残留を争っており、タフな試合を強いてくるだろう」

今季、三冠を達成する可能性があるフリック監督のバルセロナだが、ジョアン・ラポルタ会長は同指揮官の功績を認め、2026年まで結ぶ契約を延長すべく動き出したことが報じられている。

だがフリック監督本人は、長期契約を結ぶことに興味を持っていないようだ。

「私はここで目一杯楽しんでいる。ここにはファンタスティックなスタッフがおり、アシスタント、フィジコ、メディカルスタッフも素晴らしく、選手たちはとてもプロフェッショナルだ。彼らはとても厳しい姿勢で、成長を遂げるべく日々の練習に取り組んでいる。こうしたことは私のキャリアにおいても唯一無二だ。本当に素晴らしい雰囲気があるし、私たちは一つの家族になっているんだよ」

「私はエネルギーにあふれているし、一体何を改善できるかを考え続けている。ここには凄まじいポテンシャルがあるからね。私たちはプロジェクトを開始したばかりだが、今、起こっていることはまさにファンタスティックだ」

「だが、私はさらに3年の契約延長を結ぶような、約束された未来があると考えるような人間ではない。私は私自身のメンタリティーでもって、この世界最高のクラブのために働いていきたいんだ。クラブの財政状況は理解しているし、簡単なことは何もない。1年後、どういった状況なのかを見てみよう。1年ずつ進んでいこうじゃないか。私たちが満足し続けているならば、もう1年取り組むことになるだろう」

「私たちはこれまでのように進み続けなくてはならない。シーズンの残り試合に集中するんだ。今はレガネス、次のドルトムント……、私はそうやって仕事に打ち込んでいきたい」

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