レアル・ソシエダは5日、元スペイン代表MFダビド・シルバ(37)との契約を1年間延長したことを発表した。
今季限りでソシエダとの契約が切れる状況だったシルバ。他クラブへの移籍、さらには引退の可能性もあったとされるが、最終的にもう1年同クラブで魔法の杖を振るうことを決断している。
クラブのオウンドメディアとのインタビューに応じたシルバは、契約延長の理由として自身の調子と家族の存在を挙げている。
「僕も家族もここがとても好きなんだ。チームは素晴らしいことを成し遂げているし、すべてがポジティブなんだよ」
「僕は自分自身に誠実でなければいけない。フィジカル的な調子はとても良い感じだし、意欲だってある。それは僕にとって本当に重要なことだけど、そのほかに家族の存在もある。今の自分にとって家族はとても大切で、彼女たちもここで生活を続けることを歓迎してくれている。町に出ると、人々はとてもやさしいね」
シルバは、自身がMF久保建英ら若手選手たちに道を指し示す存在であることを自覚しているようだ。
「このグループはとても良いね。健全で、学ぶ意欲の高い若手選手たちで構成されている。年上の自分は少し気難しい人間として、いつも要求をしていかなくてはいけない」
「自分も若手の頃には少し迷ったりもした。経験豊富な人間が若手の助けになることは大切だ。フットボーラーの寿命はとても短い。だからこそ、しっかりと生かし切らないといけない」
シルバはまた、ソシエダが実践しているポゼッションフットボールの重要性についても語った。
「だから僕はここにやって来た。このチームが素晴らしいプレーを見せていたことは分かっていたからね」
「ソシエダは魅力的なフットボールを実現しながら、欧州カップ戦出場を争っている。自家製の選手たちをこれだけ揃え、なおかつ外から来た僕たちも家みたいに感じながらプレーできているのは、本当に素晴らしいことだと思う」
ラ・リーガ第33節レアル・マドリー戦で(2-0)ではマン・オブ・ザ・マッチに輝いたシルバ。ソシエダがチャンピオンズリーグ出場権を獲得するためには、各試合を決勝と見立てて戦う必要があると解いている。
「あの試合は全体的に素晴らしかった。僕たちはとても激しくプレーし、多くのチャンスを生み出している。マドリードにホームで勝てるというのは、いつだって素晴らしいことだ。なおかつ、僕たちはチャンピオンズの出場権を争っているわけだからね」
「だけど1試合、2試合と負けていくとチームは行き詰まることになる。だから各試合が決勝戦だと思わなくてはいけない。ただただ次の試合のことだけを考える。それ以上、先はないんだ」
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