昨年マイケル・コンランを劇的な形でKOして以来、ボクシング界はリー・ウッドの思いのままであった。
当時はWBA「レギュラー」王者ではあったものの、次の対戦相手については数多くの選択肢があった。
コンランとのリマッチか、シティ・グラウンドで同郷のライバル、ジョシュ・ワーリントンとの対戦か、それとも米国へ赴くか?
それらの選択肢ではなく、ウッドは危険なメキシコ人ファイター、マウリシオ・ララと相対することを選んだ。この対戦は元々昨年9月に予定されていたが、ウッドが練習中に上腕二頭筋を負傷したことで中止に終わっていた。
そして今回、ついに2人がウッドの地元ノッティンガムで対戦する。この試合の模様はDAZNから生中継されるが、状況は当時からかなり変わっている。
この試合はより個人的な遺恨が表面化してきている。というのも、ウッドが試合をキャンセルしたことを、最近ララが「臆病者」と批判したからだ。だが試合が満を持して決定したことで、ウッドは24歳のララを黙らせる準備が整った。この試合は早くも「ファイト・オブ・ザ・イヤー」候補となる要素を備えるものとなりつつある。
「彼(マウリシオ・ララ)は僕が試合を再調整することはないと思っていたようだ。彼のことをよく表しているね」ウッドはDAZNの独占インタビューで持論を述べた。
「彼はノッティンガムにやってきて僕を乗り越えていけると思っているようだ。それだけ自信があるから、僕が試合を受けるチャンスは1度きりで、試合をキャンセルしたらもう一度行こうと思ったんだろう」
「僕は戦うため、勝つためにここにいる。だからこそ彼を選んだんだ」
レオ・サンタ・クルスが王座を返還したことで、ウッドはついにスーパー王者となった。19日には正真正銘のWBAフェザー級王者として満員のモーターポイント・アリーナの前に現れることになる。
だが、この高揚感を味わうのもつかの間、ウッドの前には何が待ち受けているか分からない。ララは全く簡単な相手ではない。ワーリントン戦で見せた9ラウンドTKO勝利を見れば、彼が危険なコンテンダーであるということが分かる。少しでも隙を見せれば、危険なパワーで相手を懲らしめることができる。
これはウッドにとって注意すべき点ではあるが、ウッド自身は、ララの無鉄砲なファイトスタイルをリング上で利用することができると考えている。
「とても無鉄砲な性格のようだ。彼のボクシングには思考回路がないと思うんだ」とウッドは言う。
「でも、そこにはあまり注目していない。彼がどんなマインドなのかは考えていない。彼の戦い方は分かっているから、それを利用して、自分の得意なことを活かしていかないといけないね」
このイベントは日本時間2月19日(日)午前4時より行われる。アンダーカードの進行次第ではあるが、メインイベントを戦う両名の入場は午前7時49分頃と予定されている。
このイベントはDAZNから世界200以上の国と地域に生中継される。
このイベントは英国・ノッティンガムのモーターポイント・アリーナで行われる。
| 日時(日本時間) | カード | 詳細 |
|---|---|---|
| 2月19日(日) 4:00 | ウッド vs.ララ | WBA世界フェザー級タイトルマッチ |
| 2月19日(日) 10:00 | ネリ vs.ホヴァニシアン | WBC世界バンタム級挑戦者決定戦 |
| 2月24日(金) 11:00 | ラミレス vs.パディラ | スーパーフライ級10回戦 |
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