2023年はリー・ウッドにとってボクシングキャリアを決定づける1年になる可能性がある。その初戦が日本時間19日(日)に行われる。ウッドは自身のWBAフェザー級世界王座を懸けて危険な挑戦者マウリシオ・ララと対戦する。この試合の模様はDAZNから生中継される。
ウッドにとって危険なマッチアップだ。ララは、いかなる相手も一瞬でノックアウトできる力があることを証明してきた。昨年ウッドがマイケル・コンランに限界まで追い詰められたのを見て、チャンスだと思っているはずだ。
だが、ウッドはララを超えることができれば、大会場シティ・グラウンドでのビッグマッチが待ち構えており、対戦相手は同郷のライバル、ジョシュ・ワーリントンになりそうだ。DAZNのボクシングアナリストを務める元世界王者のダレン・バーカーは、ウッドがこの夢を叶えるために今回の試合で求められることを分析した。
マウリシオ・ララを相手にする19日(日本時間)、リー・ウッドは巧みなフットワークを活かすことが不可欠だ。つまり、規律を持って動き回り、ロープを背負ったりコーナーに追い詰められたりすることがないようにすべきということだ。
レギュラー王座を奪取したシュ・ツァン戦でウッドが取った動きと同様の戦略ということになるだろう。ウッドはよく動き回っていたが、リング隅ではロープやコーナーに背中をつけないようにすることで、パワーショットを受けないようにしていた。
また、ララとは距離を取り、両者がロープに近づく前にどちらかのサイドにステップする必要もあるだろう。そうすることで常にウッドの後ろにはスペースができる。
リー・ウッドはディフェンス面を丁寧に行う必要がある。顎が上に上がっていたり、頻繁に背をそらせたりしてはならない。そうなれば捕まってしまうだろう。ウッドは徹頭徹尾コンパクトに立ち回らねばならず、アウトボクシング気味にディフェンスをしなければいけない。フェイントを活かし、バックステップしつつ、頭やボディにパンチを散らすべきだ。
個人的には、ウッドはボディショットを使うのがよいと思っている。ララのこれまでの試合を見ると、ボディが弱いように見えるからだ。
ウッドはこの試合を通じて存在感を見せつけなければいけない。罠を張ろうという時以外1秒先も見てはいけない。この試合ではスイッチを入れ続けていることが大切だ。もしウッドが先のラウンドのことを考えたり、試合中の自分の有利不利のことを考え始めたら、試合に集中しておらず、スイッチが切れてしまったということになる。
もしウッドがそうなってしまえば、ララは彼に罰を与えるだろう。だからこそ、勝利してリングを降りたいのであれば、きっちりと自身のパフォーマンスを出し切る必要がある。
このイベントは日本時間2月19日(日)午前4時より行われる。アンダーカードの進行次第ではあるが、メインイベントを戦う両名の入場は午前7時49分頃と予定されている。
このイベントはDAZNから世界200以上の国と地域に生中継される。
このイベントは英国・ノッティンガムのモーターポイント・アリーナで行われる。
| 日時(日本時間) | カード | 詳細 |
|---|---|---|
| 2月19日(日) 4:00 | ウッド vs.ララ | WBA世界フェザー級タイトルマッチ |
| 2月19日(日) 10:00 | ネリ vs.ホヴァニシアン | WBC世界バンタム級挑戦者決定戦 |
| 2月24日(金) 11:00 | ラミレス vs.パディラ | スーパーフライ級10回戦 |
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