ビッグマッチが実現する経緯はさまざまだ。
プロモーター同士が話し合い、それぞれのボクサーを説得して条件をまとめるパターンもあれば、選手同士が直接電話で「やろう」と合意し、その後でプロモーターに「もう話はまとまったから、契約書を用意してくれ」と持ち込むこともある。あるいはフロイド・メイウェザーJr.とマニー・パッキャオのケースのように、NBAのマイアミ・ヒートの試合会場で動き出し、その後ホテルのスイートルームで細部を詰めていくという形もある。
日本時間5月3日にDAZNからPPV形式で配信されるデビッド・ベナビデスvsヒルベルト"スルド"ラミレスのクルーザー級タイトルマッチが動き出したのは、ベナビデスが、スルドのプロモーターであるオスカー・デ・ラ・ホーヤにコンタクトを取ったことがきっかけだった。
「オスカー・デ・ラ・ホーヤとはすごく仲がいいんだ」とベナビデスはDAZNに語った。「3年くらい前に話したことがある。自分はもともと競争心が強いタイプで、将来のビッグファイトを常にイメージしながら動いている。だからオスカーに言ったんだよ。『このカードは最高だよ。ファンにとって最高なだけじゃない。メキシコという国にとっても最高の試合になる』ってね」
「しかもペイ・パー・ビューにふさわしい試合になる。これまでのスパーリングは、どれもペイ・パー・ビュー級の激しさだったからね。スルド・ラミレスには大きな敬意を払っている。素晴らしいファイターだし、素晴らしいライバルだ」
デ・ラ・ホーヤとの最初のやりとりの後も、ベナビデス(31勝0敗、25KO)はゴールデンボーイ・プロモーションズのトップと連絡を取り続けた。とりわけ、ラミレス(48勝1敗、30KO)がWBAとWBOのクルーザー級王座を獲得して評価を高めてからは「この試合をやるべきだ」と繰り返し訴え続けた。
話は順調に進み、やがてベナビデス陣営にボールが渡る。そして今、試合まで残り3日という段階にまでこぎつけた。
「彼の頭の中に刷り込み続けたんだ」とベナビデスは振り返る。「何度も何度もね。スルド・ラミレスはしっかり結果を出した。クルーザー級で2本のベルトを手にした。前回の試合を見てチャンスだと感じた。そこでオスカーと話し、ルイス・デ・クバスとも話し、アル・ヘイモンとも話して、この試合を実現させようと動いた。みんなこのアイデアを気に入ってくれて、それで実現したというわけだ」
いま、ベナビデスとラミレスはともに全盛期の真っただ中にいる。互いにベストの状態で、最高の同士が拳を交える。それこそが本来のボクシングのあるべき姿だ。
「完璧なタイミングで決まったと思う」とベナビデスは打ち明ける。「シンコ・デ・マヨの日程はすでに押さえていた。カネロ・アルバレスはサウジアラビアで試合をするから、この日程を空けたわけだ。だから自分にとってはこの日が完全に空白だった。今このタイミングでこの試合を決めるには、本当に申し分ない状況だった」
| 日時 | タイトル | 対戦カード |
|---|---|---|
|
5月2日(土)
3:00 | ---- | エフェ vs ポータブル |
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5月2日(土)
15:00 | ---- | 井上尚弥 vs 中谷潤人 |
|
5月3日(日)
3:00 | ---- | ウォーカー vs エギントン |
|
5月3日(日)
9:00 | ---- | ベナビデス vs スルド |
|
5月10日(日)
0:00 | ---- | ワードリー vs デュボア |
|
5月10日(日)
9:00 | ---- | レオ vs アリーム |
(C)DMM.com
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