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ラツィオMF鎌田大地が相手DF2人を翻弄…伊解説陣のラツィオOBが絶賛「彼のベースにあるクオリティはこれ!質と技術を証明した」 | セリエA

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ラツィオMF鎌田大地が相手DF2人を翻弄…伊解説陣のラツィオOBが絶賛「彼のベースにあるクオリティはこれ!質と技術を証明した」 | セリエA(C)Getty images
【欧州・海外サッカーニュース】MF鎌田大地が所属するラツィオは、セリエA第24節のカリアリ戦で3-1と勝利し、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣がマウリツィオ・サッリ監督のチームを分析した。

前節でアタランタに敗れ、9位へと後退したラツィオは10日、クラウディオ・ラニエリ率いる降格圏のカリアリと対戦。主将FWチーロ・インモービレのセリエA通算200ゴールなどで3-1と敵地で勝利を収め、順位を8位へ上げた。

26分の相手のオウンゴールと49分のインモービレで2点のリードを奪ったものの、51分に失点して1点差に詰め寄られたラツィオ。だが、65分にフェリピ・アンデルソンが追加点を挙げ、勝利を手繰り寄せる展開となった。『ダゾーン・イタリア』で解説を務めたラツィオOBのファビオ・バッザーニ氏が、公式戦4試合ぶりの白星を挙げた古巣に見解を示した。

「ラツィオは、ヨーロッパ行きの電車を逃さないために、リーグ戦でもはや失敗が許されない状況だった。結果を求められていた前線の3人(インモービレ、グスタウ・イサクセン、アンデルソン)が結果を出した」

「縦を狙えるインモービレが戻ってきたことで、他の選手にもスペースが生まれ、重要だったと言える。またラツィオが決定的な瞬間にゴールを奪うことができたのも素晴らしかった。今日のラツィオはシニカルで、過去4試合と比較してもシュート数も多かった」

さらにバッザーニ氏はインモービレの得点シーンを解説すると、ラツィオのエースのプレーの重要性を強調した。

「流れからのゴールという点も良かったが、あのシュートは簡単に見えるが、決して簡単なではない。打てる角度がかなり狭く、あのようにインサイドで力強く打つ必要がある。それだけに、美しいゴールだった。またインモービレの貢献は得点だけでない。チームが求めるタイミングで裏を狙った正しい動きを見せることができる」

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伊解説陣が目にした鎌田のクオリティ

一方、ラツィオの中盤でポジション争いに苦戦するMF鎌田大地は、公式戦6試合連続でベンチスタートとなったが、チームが3-1とリードしていた78分、ダニーロ・カタルディに代わって途中出場すると、攻守両面において顔を出し、チームの勝利に貢献。指揮官のマウリツィオ・サッリからは「カマダは良かったよ。非常にうまく試合に入れていた」と賛辞が贈られた。

『ダゾーン・イタリア』解説陣のバッザーニ氏は、84分の鎌田のシュートシーンに注目している。元フランクフルトMFは、左サイドでペドロからパスを受けると、ドリブルでペナルティエリアに侵入。相手2人をかわして左ゴールポストを叩くシュートを放ったが、ラツィオOBは、この1プレーに鎌田のクオリティが凝縮されているとして絶賛した。

「しかし非常にうまい準備ができていた。シュートを打つタイミングが早くなり過ぎず、冷静だった。最後まで動き続けて2人をかわし、それから低くて強いシュートを狙った。まず(アルベルト)ドッセーナを、続いて(ガブリエレ)ザッパもかわしたところは素晴らしかったよ」

「それから右足でシュートを打ち、ボールは外れてしまったが、少なくとも彼はクオリティとテクニックを持っていることを証明した。確かにまだ適応に関して謎は残る。しかし爪痕は残せなかったとはいえ、彼のベースにあるクオリティは、これなんだ!」

そんな鎌田は、カリアリ戦終了後にミックスゾーンでインタビューに応じると、試合を振り返った。ラツィオ情報サイト『La Lazio Siamo Noi』が伝えている。

「今日の勝利は僕らにとって重要でした。難しい試合でしたが、勝ててうれしく思っています。今日はゴールを決めるチャンスがあり、決めなければならなかったのかもしれません。ゴールを挙げることは重要です。しかし8番の役割を与えられてプレーする時は、チームのために守備をし、走らなければなりません。毎試合でゴールを挙げられるわけではありませんが、挑戦しなければなりません」

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