イタリア国外での冒険を決断し、新天地をトルコに求めたヴィンチェンツォ・モンテッラ。元ローマFWは現在、アダナ・デミルスポルにおいて、元イタリア代表FWマリオ・バロテッリらの指導を行っている。そんなイタリア人指揮官が『ダゾーン・イタリア』の企画で語ってくれた。
現役時代にローマでプレーし、ファビオ・カペッロ指揮下の2000-01シーズン、フランチェスコ・トッティや元日本代表の中田英寿氏らとともに、スクデットを獲得したモンテッラ。21日（日本時間）にローマダービーが控える中、古巣に対する思いを語りつつ、ビッグマッチについて自身の見解を示した。
「かつてのように、これほど面白いセリエAが見られるのは素晴らしいことだ。こんなに魅力的なスクデット争いは長らく目にしていなかったよ。ローマダービーは見るつもりだ。私にとっても、ローマの街にとっても、非常に特別な試合だ」
「ローマはやや継続性を欠いているように見えるが、上位争いを続けている。一方のラツィオは（マウリツィオ）サッリのアイディアを表現し始めたように見える。これまでと同様に、きっと均衡のとれた試合になるだろう。どちらか一方が圧倒的に優勢というわけでもなく、試合は未知数と言える」
「ローマのファンの愛情は今でも感じている。一方、ラツィオから多くのゴールを奪った身ではあるが、ラツィオファンに対してもリスペクトを欠いたことは一度もない」
「バロテッリとは非常に良い関係を築いている。私は常に指揮官としてふさわしい振る舞いをし、立場を明確にするよう努めている。マリオは新型コロナウイルス感染による代償をやや払ったが状態は良いし、ベストコンディションに戻りつつある。マリオは偉大な選手であり、ボールポゼッションがない時でも、以前よりも頑張るようになった」
放送・配信予定
- ローマ対ラツィオ
- 配信：DAZN
- キックオフ：2022年3月21日（月）日本時間2:00
- 会場：スタディオ・オリンピコ
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