ディエゴ・シメオネ監督が率いるアトレティコ・デ・マドリードのコーチングスタッフに、今季新たに女性スタッフが加入した。スペイン『アス』や『バングアルディア』が報じている。
今季シメオネ監督は、元アルゼンチン代表のチームメートであるグスタボ・ロペス氏に続いて、ノルマ・ベセラ女史を自身の率いるコーチングスタッフに引き入れた。“スポーツコーチング”の役割を務めるベセラ女史は、世界最大の会計事務所で16年にわたってマネージャー、さらに他企業で10年以上ファイナンシャルダイレクターを務めるなど、これまで輝かしいキャリアを築いてきた。心理学やスポーツコーチの資格も有する、“コミュニケーションのスペシャリスト”だ。
プロチームの監督が選手たちとどれほどの距離感を保つべきかは、各チームで異なる非常にデリケートな問題だが、アトレティコは前助監督ヘルマン・ブルゴス氏の2020年の退団以降、シメオネ監督と選手たちの関係性がチグハグになり始めたとされる。ベセラ女史は元選手のグスタボ・ロペス氏とともに、選手たちの意見に耳を傾けながら、シメオネ監督とのパイプ役になることが期待されているようだ。
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