チェルシーは11日、アトレティコ・デ・マドリードFWジョアン・フェリックス（23）をレンタル移籍で獲得したことを発表した。
J・フェリックスはアトレティコで、ディエゴ・シメオネ監督の下では出場機会が安定しないことを受けてこの冬での移籍を決断したとされる。その移籍先にはマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルが上がっていたが、最終的にチェルシーが獲得を決めている。
J・フェリックスのチェルシーへのレンタル期間は今季限りで、買い取りオプションはなし。またアトレティコはJ・フェリックスと2026年まで結んでいた契約を1年延長したことを発表したが、これは2019年にベンフィカに支払った同選手の移籍金1億2700万ユーロの減価償却費を減らして、人件費に余裕をつくる意図があってのこととされる。
なおJ・フェリックスの代理人ジョルジュ・メンデス氏は、同選手がここからの半シーズンで活躍を見せてその価値を引き上げ、今夏完全移籍させることを目指しているようだ。というのもアトレティコはJ・フェリックスの移籍金として1億ユーロ前後を求めていたとされるが、この冬に同額をオファーするクラブを存在しなかったという。
J・フェリックスはチェルシー加入に際して、次のようなメッセージを口にしている。
「チェルシーは世界最高のクラブの一つだ。チームが目標を達成するために助けていきたい。ここに来ることができて満足だし、早くスタンフォード・ブリッジでプレーしたいよ」
「アーティストがやって来た」とJ・フェリックスを歓迎したチェルシーは、同選手にポルトガル代表と同じ11番の背番号を与えている。果たして、アトレティコで皆が期待していたような活躍を見せられなかった23歳は、チェルシーでその才能を爆発させることができるのだろうか。
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