2008年に地元の名門レアル・ソシエダの下部組織に入団したスペイン人MFイゴール・スベルディアは、順調に成長を続けて2015年夏にはBチームに昇格。そこで目覚ましい活躍を披露し、2015-16シーズン終盤にはトップチームまで上り詰めた。
また、クラブレベルでも陽の目を見ることになった2015年からは、アンダー世代のスペイン代表にも招集。優秀な中盤の選手が群雄割拠する国内でも、期待の選手の1人となる。
ソシエダでは、2017-18シーズンから徐々に主力選手として存在感を高めた。クラブの象徴だったMFシャビ・プリエト氏（17-18シーズンに引退）からバトンを引き継ぎ、カンテラ出身者の先輩MFアシエル・イジャラメンディの隣で学び、2019-20シーズンには絶対的存在の1人にまで成長した。
プレースタイル
守備的ミッドフィルダーとして1人で中盤の底をこなすスベルディアだが、戦術理解度が高く、中央であればインサイドハーフからセンターバックまで幅広い役割を演じることができる。特に、19-20シーズンには守備的MFとして20試合、CBとして12試合という比率でリーグ戦に出場しており、その器用さはスペイン人選手として屈指かもしれない。
ソシエダ出身者に総じて備わっているように足元のスキルは高く、とりわけロングパスの精度はかなりのものだ。さらに、守備面でも局面を読んだポジショニング、インターセプト、素早いチェックと非の打ちどころがなく、アンカーのロールモデルとなっていく可能性を秘めている。
プロフィール・経歴
イゴール・スベルディア／Igor Zubeldia
1997年3月30日生まれ 180cm・79kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2015-16 | レアル・ソシエダ | 1試合・0得点 |
| 2016-17 | レアル・ソシエダ | 4試合・0得点 |
| 2017-18 | レアル・ソシエダ | 24試合・1得点 |
| 2018-19 | レアル・ソシエダ | 33試合・0得点 |
| 2019-20 | レアル・ソシエダ | 33試合・0得点 |
| 2020-21 | レアル・ソシエダ | 1試合・0得点 |
※成績は国内リーグ（2020年9月15日現在）
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