ビジャレアルは、オランダ代表FWアルノー・ダンジュマがトッテナムに期限付き移籍することを発表した。
2021年夏にボーンマスからビジャレアルに加入したダンジュマ。すると、離脱を繰り返すジェラール・モレノの代役となってチームの得点源の1人として活躍して、特にチャンピオンズリーグではユヴェントスやバイエルン・ミュンヘンを撃破しての準決勝進出に大きく貢献した。
この活躍を受け、夏の移籍市場ではプレミアリーグに復帰するのではないかとの憶測も飛び交っていたが、ビジャレアルに残留。しかし、負傷の影響などでプレー時間を伸ばせず、ここまで公式戦17試合に出場して6ゴールを記録するにとどまり、さらにオランダ代表として出場が期待されていたカタール・ワールドカップのメンバーから外れた。
そんなダンジュマが今冬の移籍市場でビジャレアルを離れる可能性が浮上。当初は、プレミアリーグ19位に沈むエヴァートンが同選手の獲得に近づくと広く伝えられてきたが、25日にトッテナムが素早くスペインのクラブとの取引をまとめ、オランダ代表FWを半年間のローン移籍で獲得した。
ビジャレアルは25日、公式ウェブサイトで「ビジャレアルとトッテナムはアルノー・ダンジュマのローン移籍で合意に達した。オランダ人アタッカーは2022-23シーズン終了までロンドンチームのメンバーになる。この取引には買取オプションが含まれている」と伝えた。
また、1年半ぶりにイングランドに戻って来たダンジュマは、トッテナムの公式ウェブサイトで「ここにいられてとてもうれしいし、このチャンスは僕にとってとても大きなものだ。トッテナムからのオファーがあってすぐに、何も考える必要はなかった。素晴らしいコーチとスタッフのいるとても大きなクラブだ。良いインパクトを残して、クオリティを証明できることを願っている」と話し、意気込みを続けた。
「プレミアリーグは間違いなく世界最高のリーグ。だから、ここに戻って来られてとてもワクワクしている。これはトップレベルでプレーするチャンスを僕に与えるもの。イングランド復帰は故郷に帰って来たようなもので、言語も話せるし、文化や人々にも慣れているから、適応に多くの時間は掛からないと思う。すぐにチームに溶け込めるように全力でやっていきたい」
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