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【インタビュー】戻ってきた“ミラノの王”ルカクが語る…スクデットへのこだわりやインテル復帰の舞台裏、相棒ラウタロとの関係 | セリエA

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Lukaku e Zhang nella sede dell'Inter Getty

アントニオ・コンテ指揮下のエースとして活躍し、2020-21シーズンには36試合で24得点を挙げてインテルの11年ぶりとなるスクデット獲得に貢献したルカク。昨夏にチェルシーへと旅立ったベルギー代表FWは、わずか1年で古巣への帰還を決断した。シモーネ・インザーギの下、ミラノで2度目の冒険に挑むルカクが、『ダゾーン』の特番「ルカク…スクデットへの思い」の中でインタビューに応じた。

「チェルシーで過ごしたシーズンが、僕にとって新たな刺激になった。この1年の間、みんなは僕の能力を忘れてしまったように思うが、以前よりもさらに進化したいと感じている。僕の中にある闘志みたいなものだ。チームは昨シーズン、スクデットを逃してしまったが、みんなが一丸となって最善を尽くし、何らかの成果を持ち帰れるようにしたい」

チェルシー移籍は失敗

1年前のチェルシー移籍は「失敗」だったと語るルカク。その理由を説明してくれたほか、インテル復帰の舞台裏も明かしてくれた。

「理由はいろいろある。まずチェルシー移籍を決めた時は、古巣でリベンジを果たしたいという思いがあった。若い頃に所属していたクラブで主役になりたかったが、自分が思い描いたようにはならなかった。3月にインテル復帰のチャンスを知った。当時は外部へ明かすことはしなかったが、シーズン終了へ向けてクラブと話し合いが進み、ここへ戻ってくることができたんだ」

「シーズンの総括は終わってからすることにしているので、リーグ戦の最終節終了後、少し1人になって熟考した。僕にとって何が最適なのかと。インテルのシーズンが素晴らしかった一方、僕のチェルシーでのシーズンは難しいものだった。今後、チェルシーでの状況が好転することは考えづらく、僕は決断を下したんだ」
Lukaku, Chelsea-Tottenham

インザーギ指揮下の生きるか死ぬかの戦い

1年前まで所属していたチームとはいえ、指揮官はコンテからインザーギへと交代。チームのプレースタイルが変化したほか、チームメートやライバルたちも1年間で大きな成長を遂げた。

「可能な限りチームに上手く溶け込まなければならないと考えていた。僕がプレーしていた頃とは、チームのプレースタイルは違う。またセリエAにおいても状況は変わった。すべての選手が大きな成長を遂げたように思う。僕にとって、チームに上手く溶け込み、監督のシステムを理解することが大切だったが、この1年間、選手たちとのやり取りもあったので、まるでインテルを退団することなく、2年目をスタートしたかのように感じた」

「1つ気づいたことは、選手たちが以前に増して勝利への意欲を燃やしているということ。毎試合が生きるか死ぬかなんだ。そこが気に入ったよ。チームは以前よりも結束している。あと(マルセロ)ブロゾヴィッチは口数が少ないタイプだが、この1年でリーダーとして成長し、他のメンバーとのコミュニケーションが上手くなった」

「(ニコロ)バレッラは昨シーズン、何度もアシストを記録して中盤の主役になった。EUROやカップ戦などのタイトルを獲得したことがさらなる刺激になったのだろう」

Romelu Lukaku e Marcelo Brozovic, Inter, DAZN Italia, 2022-2023

相棒ラウタロとの関係

コンテ指揮下からルカクと抜群の相性を見せていた相棒のFWラウタロ・マルティネス。もちろんインテル復帰の報告は彼が最初だった。

「最初に伝えたのはラウタロだった。SNS上で何度もやり取りをしていたし、選手の中では彼が最初だった。再会した時は『もっと頑張ろう』という話をした。他のチームも強くなっているので、僕らがチームの目標を達成するためには、全員が進化しなければならないからね」

「彼のクオリティは僕の助けになる一方、僕も自分のクオリティで彼をサポートすることができる。僕らはエゴイストなFWとは違うんだ。ラウタロが調子の良い日は見て分かる。自分の調子が悪ければ、ラウタロがゴールを挙げられるようにサポートに徹する。そうすれば、チームは勝利を手にすることができるからね」

「ラウタロとは、勝利への意欲も共通している。チーム練習では、競争力を強化するために必ず彼とは別のチームになるが、試合では一緒にプレーさせてもらえる。僕ら自身も2人でチームのために違いを作り出せると感じている」
Inter, Lukaku Lautaro e Correa

インテルは個人主義者の場所ではない

セリエAの得点王争いには、ユヴェントスのFWドゥシャン・ヴラホヴィッチやラツィオのFWチーロ・インモービレら強力なライバルが存在する。同じミラノの街のライバルであるミランのFWズラタン・イブラヒモヴィッチも忘れてはならない。

「みんな強い。だが僕は得点王ランキングには興味がない。正直言うが、僕はスクデットのことしか考えていない。これが僕にとって何よりも重要なんだ。ここはインテルであり、個人主義者がプレーする場所ではない。ここはスクデットを目指してプレーする場所なんだ」

インテルFWにとって、個人的にプレッシャーを背負うことは練習以外にほとんどない。コンテの指導によりメンタル面における飛躍を果たしたことで、現在のルカクがある。

「プレッシャーはトレーニングの時に感じているよ。練習では毎回、僕のことを挑発する選手たちがいるからね。僕はピッチでやるべきことに集中するタイプなので、他のことは気にならない。ニュースを読むこともないし、練習で全力を尽くし、試合のために必要な準備をするだけだ。インテルの勝利が大切であり、他のことは興味がない」

「こういう考えをするようになったのは、インテルへ来てからだ。その前はマンチェスター・ユナイテッドにいたのだが、精神的に苦しかった。メンタルが整わなかったことで、フィジカル面でも苦しんだ。だからコンテには感謝している。彼のおかげで精神面において成長することができた。決してあきらめずに最後まで突き進む。これが僕の基礎になっている」

「インザーギもコンテに似たところがあるので好きだよ。(ラツィオでプレー経験のある)弟からも良い話を聞いていたし、インザーギの下なら、さらなる成長ができると考えて戻って来たんだ」
Simone Inzaghi, allenatore Inter, DAZN Italia, Serie A TIM 2022-2023

運命のインテルで再びセリエAの頂点へ

「もしインテルに巡り合えていなければ、どうなっていたか」との疑問を投げかけられたルカク。「僕はただ、インテルでプレーする運命だったんだ」と力強く答えると、2度目のミラノでの挑戦へ意気込みを語った。

「ミラノのファンの愛情に感謝している。退団のことは謝らなければならないが、僕が語るべき場所はピッチの上だ。以前のようなパフォーマンスを見せられるようにしたい。“ミラノの王”の座を取り戻すためにミラノへ戻ってきたのか? 僕は取り戻したいのは、優勝カップなんだ」

「僕が戻ってきたのは自分自身のためではない。チームのスクデット獲得へ貢献するために戻って来たんだ。そしてインテルが最強かどうかを今から語ることに意味はない。こういった話ができるのはもっと先のことであり、最後に誰が勝つのか見てみよう」

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