今シーズンも残り8試合となる中、16位で残留争い中のパルマは、セリエA第31節で首位を走る王者インテルとホームで対戦。5-3-2のシステムで試合に臨むと、前半に2失点して苦境に追い込まれたが、後半、指揮官クリスティアン・キヴの采配が的中し、ミッドウィークのバイエルン・ミュンヘン戦へ向けて主力を途中交代させたインテルから2得点を奪って2-2と引き分けた。
パルマで守護神を務めるGK鈴木彩艶は、セリエAで30試合目となるフル出場を果たしたが、『ダゾーン・イタリア』の解説陣は、どのように評価したのだろうか? イタリアの解説陣はまず、鈴木が起点となった10分のパルマの好機に注目した。
実況を担当したエドアルド・テストーニ記者はジモン・ゾームを狙ったパルマGKの縦パスについて「スズキはラインの間のゾームへ素晴らしいグラウンダーのパスを出した」と称賛した。
ボールは、ゾームから左サイドを駆け上がったエマヌエレ・ヴァレーリを経て、ゴール前中央でフリーとなったアンジュ=ヨアン・ボニーへと渡った。シュートはインテル守護神ヤン・ゾマーの攻守に阻まれたが、解説のアンドレア・ストラマッチョーニ氏も「全てはスズキの輝かしいプレーから始まった」とパルマの攻撃に賛辞を贈っている。
続けて「この日本の若者のようなビルドアップの能力を持つGKがいることは重要だ」と強調。「パルマのようなチームにとって、心理面でも重要だ。8~9分間、ボールを保持せずに試合を進めていた中で、あのような形でチャンスが作れれば、勇気が生まれ、自分たちが準備してきたことを信じられるようになる」との見解を示した。
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パルマは、1点のビハインドで迎えた23分、再びピンチを迎えた。インテル主将のラウタロ・マルティネスがゴール前で絶好のチャンスを得たが、鈴木が良い反応を見せて阻止した。テストーニ記者は「スズキだ! スズキは素晴らしいセーブを見せた!」と称賛。ストラマッチョーニ氏も「準備ができていたね。数多くのチャンスが生まれているが、両チーム共にGKが主役となっている」とコメントした。
イタリアの解説陣は、パルマが2-2の同点に追いついた後の87分の鈴木のプレーにも注目した。勝利を目指すインテルは、中盤でボールを拾ったマッテオ・ダルミアンがカウンターを狙って、左サイドから前線へ向かう左サイドのニコラ・ザレフスキへパスを出した。するとパルマGKが飛び出してボールを収めた。
テストーニ記者は「スズキは状況を読んでいたね」と指摘。元インテル指揮官のストラマッチョーニ氏は「極めて素晴らしい」と称えたほか、チームメートを鼓舞する姿勢にも感心し、「同僚たちにリンギアーレ(犬のようにうなること)したところも極めて素晴らしい」と称賛した。
ストラマッチョーニ氏は、2-2のままで試合終了が目前に迫った94分の鈴木の判断にも賛辞を贈っている。パルマのペナルティエリア手前のスペースにロングボールが放り込まれたが、22歳の日本代表GKがすかさず飛び出してボールを拾ってクリアし、「このGKは判断が常に現代的だよ。絶えずゴールから離れてプレーしていて、飛び出しへの準備ができている」と絶賛した。
パルマがこのまま2-2で引き分けると、テストーニ記者は「インテルはタルディーニで重要なポイントを取りこぼし、2-2止まりとなった。パルマは素晴らしい後半を見せ、9分間で2得点を挙げて同点に追いついた。残留争いにおいてポイントを稼ぐと共に大きな自信を得た」と振り返り、キヴのチームの躍動を伝えた。
最後にストラマッチョーニ氏も試合を振り返って見解を示している。王者インテルが2点をリードして主導権を握っていたにもかかわらず、キヴが後半に修正力を見せたことで、”勝利のような引き分け”を手にすることができたと指摘している。
「インテルはサポーターも選手も全員が落胆していることだろう。パルマは後半、クリスティアン・キヴの采配のおかげで、勇気のおかげで、タルディーニに火を灯すポジティブなアプローチだった。インテルの視点から見れば、これほど簡単に追いつかれてはならない試合だったが、インテルはロッカールームに残ったままのようだった。アプローチがインテルらしくなかった」
「パルマは勝ち越し点となり得た(マテオ)ペジェグリーノのチャンスもあったが、インテルはその後、決定機が1つもなかった。出場時間の調整のため、(アレッサンドロ)バストーニや(フェデリコ)ディマルコ、(ハカン)チャルハノール、ラウタロらカギとなる選手が次々に下がった後だったためでもある」
「インテルはスクデットを獲得した昨シーズン、こうした試合はシニズムで勝ち切っていたはずだ。バストーニは頭を抱え、ラウタロはベンチをこぶしで叩き、苦い気持ちになるのは当然だ。インテルは勝ち点を伸ばせたはずのチャンスを逃したことは明らかだ」
● セリエA史上14人目の日本人選手となったパルマの新GK鈴木彩艶に注目集まる…「かつてのブッフォンのゴールは現在、彼のもの」と地元紙 | セリエA
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