セルジオ・コンセイソン率いる9位ミランは、日本時間21日に行われたセリエA第33節において、3位アタランタとサンシーロで対戦したが、62分にエデルソンの先制点を許して0-1と敗れた。前節のウディネーゼ戦での大勝から一転、再び沈黙したミランについて、『ダゾーン・イタリア』の解説陣も手のひら返しで批判を述べている。
「Dazn Serie A Show」に出演した元スイス代表MFのヴァロン・ベラーミ氏は、ミランにとって24日にインテルとのコッパ・イタリア準決勝の第2戦へ向けた収穫があったのかどうかを問われると、見解を示した。
「ほとんどないと言えるね。ウディネの一戦では、チームが一丸となり、1歩前進したように見えていたが、今日のミランはかなりバラバラで、チームが2つに分かれてしまっていた。アタランタを相手に間延びしてしまえば、攻められてしまう。今日の試合の収穫はほとんどなく、ウディネで見られたような進歩は、今日、見られなかった」
また番組では、司会のジョルジャ・ロッシ記者が「なぜこのチームがこれほど順位を落としているのか説明がつかない。来シーズン、方向転換するために何が必要なのか」と疑問を提起した。するとベラーミ氏が続けた。
「ディレクターが存在感を示し、大きなリーダーシップを発揮する必要があるだろう。また、選んだ指揮官とのシナジーも求められる。(ラファエウ)レオンの話を聞いていても、現在のミランは少し混乱していて、何にしがみつけば良いのか分からない様子がうかがえる」
「通常なら、監督かディレクターが方針を示すはずが、それがない。それが1つ目の問題点だった。レオンはリーダーとしてインタビューに顔を出したが、彼自身も答えを見つけるのに苦労しているように見えた」
ミランOBのマッシモ・アンブロジーニ氏は、古巣の今シーズンの技術プロジェクトを振り返り、分析を行った。
「ミランの技術プロジェクトは良い結末を迎えなかった。途中で、同じ材料のまま変更(パウロ・フォンセカの解任&コンセイソンの招聘)し、その後、重要な補強も加えたが、それでも機能しなかった」
「これが事実だ。ミランは、クラブとしてだけでなく、技術やスポーツ面、選手に関してあらゆる点において、来シーズンも中途半端になることは許されない。方針を決めたら、全員が一丸となってその道を進んでいくべきなんだ」
一方、元イタリア代表DFのチーロ・フェラーラ氏は、ミランの選手たちのピッチにおける姿勢に苦言を呈している。
「私はピッチでの様子に目を向けたい。ミランは、アタランタ戦の後半のようなアグレッシブな姿勢を見せるべきなんだ。守備でリスクを犯したとしても、これがあるべき姿勢なんだ」
「正直言って、今シーズンのミランは、こうした姿を見せていない時もあり、波があった。これが全ての原点だ。守備でリスクを負ってでも、プレーを仕掛けなければならないんだ。しかしそのためのトレーニングも必要だ。当然、時間を要するうえ、変えようとする意欲も求められる」
セリエA第33節では、2位ナポリがモンツァに勝利を収めた一方、3ポイント差で首位を走るシモーネ・インザーギ率いるインテルがボローニャに敗戦。リーグ戦5試合を残して、2チームが71ポイントで並んだ。ベラーミ氏は「インテルに何が起きたのか」について自身の見解を示した。
「好調のボローニャに当たってしまったのが不運だったね。ボローニャはリーグ内で最もアグレッシブで相手を苦境に陥れる。この場合、引き分けを想定しても良かったように思う。だが今シーズンは控え選手が苦戦している面もある。2、3人を除いて、レギュラー選手たちのペースに追いつけていない。これは、インザーギが選手を交代させた時、インテンシティだけでなく、クオリティも落ちていることから見て取れる」
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ナポリOBのフェラーラ氏は、2010年以来となるトリプレーテ(国内リーグ&カップ戦とUCL制覇の3冠)を目指すインテルと、目標をスクデットに一本化しているナポリの指揮官の比較を求められると、自身の見解を示した。
「両チームの指揮官の評価については、議論のしようがない。トップチームの顔ぶれが完全に異なるうえ、この2人が今シーズンのスクデット争いを白熱させているのだからね。簡単に比較はできない。2人とも最高の仕事をしているよ。スクデットを獲得できなかった方が失敗ということにはならないはずだ」
それでも司会者のロッシ記者は、アントニオ・コンテについて「メルカートで欲しい選手を獲得せず、野心のあるプロジェクトがないならチームを去る指揮官」で、インザーギについては「ある材料で最善の料理する指揮官」ではないかと指摘し、2人の指揮官の根本的な違いについて意見を求めた。
だがアンブロジーニ氏は、指揮官の特徴の違いによるものではなく、クラブの財政事情によるものであると説明した。
「それはクラブの方針の違いだろう。ナポリは財政にゆとりがあり、補強できた。(アレッサンドロ)ブオンジョルノや(ロメル)ルカク、(スコット)マクトミネイは高額な補強だった。ナポリが投資しなかったということはない。一方、インテルは補強ができない状況だった。しかし今夏のメルカートでは、異なる補強ができるはずだ。シモーネも次はこれまでとは異なる選手の獲得の要請ができるのではないだろうか」
そんな中、イタリアの番組では、インテルとナポリの2チームが同ポイントで首位フィニッシュした場合、スクデットを懸けたプレーオフの一発勝負(同点の場合はPK戦)が実現する可能性を紹介している。
インテルは、UEFAチャンピオンズリーグで決勝へ進出した場合、過酷な日程となるが、アンブロジーニ氏は「中立の観客にとっては魅力的なフィナーレだ。両チームとも全勝するということは、それほどありえない仮説ではない」とコメントした。するとフェラーラ氏も「全勝する必要はなく、同じポイント数になれば良いだけだからね(笑)」と補足した。
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