約2年前、ウズベキスタン代表に追加招集を受けたアブドゥコディル・フサノフは、AFC U-20アジアカップで初優勝を飾りFIFA U-20ワールドカップ アルゼンチン2023出場権を獲得したメンバーの一員となった。急速に飛躍を遂げたセンターバックはプレミアリーグ王者マンチェスター・シティと契約を交わし、FIFAクラブワールドカップ2025を戦うシチズンズで活躍を見せたいと望んでいる。
ここではU-20ワールドカップの前回大会で目を引いた選手たちの中から、今年6月に世界の舞台に立とうとする5人の選手たちを紹介しよう。
ヒアイは母国開催の大会でアルゼンチンのキャプテンを務め、アルビセレステが16強のナイジェリア戦に敗れて大会を終えるまで4試合中3試合に出場した。
右サイドバックや中盤でプレーするヒアイは大会後も少年時代からのクラブであるサン・ロレンソで成長を続けたあと、昨年7月に700万ユーロでパルメイラスへ移籍。ブラジルでの最初の半シーズンで600分間以上プレーした。グループAでFCポルト、アル・アハリ、インテル・マイアミCFと対戦する世界の舞台でも出場機会を得たいところだろう。
U-20大会で印象的なプレーを見せたフサノフは、ランスのスカウティングマネージャーであるバプティスト・ファヴィエの目に留まり、10代のうちにフランスのクラブからチャンスを与えられた。
マイボールでも相手ボールでも見せるパワフルなプレーや空中戦の強さにより元監督のウィル・スティルから「戦車」と評されたディフェンダーは、フランスでも活躍を続けた。新たに加入したシティでは、クラブワールドカップのグループGでウィダードAC、アル・アインFC、ユヴェントスFCと戦うことになる。
マルコス・レオナルドのキャリアはまだ始まったばかりだが、どこへ行こうともゴールは彼についてくる。2023年アルゼンチン大会も例外ではなかった。準々決勝敗退という残念な結果からブラジルを救うことはできなかったものの、5試合で5ゴールを挙げてadidasシルバーブーツに輝いた。
サントスでもゴールを決め続けたあと、2024年1月には2200万ユーロでSLベンフィカへ移籍。ここでも8点をキャリア通算ゴール数に上乗せし、サウジアラビアの巨人アル・ヒラルからの関心を引き付けて4000万ユーロで引き抜かれることになった。21歳となったレオナルドはグループHのレアル・マドリードCF、FCザルツブルク、CFパチューカとの試合でもその得点力を発揮するチャンスを期待している。
ホンジュラスのMFルイスにとって、アルゼンチン2023は喜びと落胆の入り交じる大会となった。ガンビアに敗れた試合で交代出場したあと、次の韓国戦では先発に起用されてPKから先制点を記録。だがわずか5分後には退場処分を受け、ホンジュラスがグループステージ敗退に終わったため彼の大会はその時点で終了となった。
現在ではルイスはインテル・マイアミのトップチームでレギュラーを張るまでに成長しており、チームが勝ち点74の新記録を樹立した昨季MLS(メジャーリーグサッカー)では1000分間以上の出場を果たした。アルゼンチン大会で母国の代表チームを率いていたハビエル・マスチェラーノ監督とともに、クラブワールドカップのグループAでも躍動する姿を見せたいところだろう。
シティのアルゼンチン2023経験者はフサノフだけでなない。快速ウイングのサヴィーニョもブラジル代表として大会で活躍を見せた。昨年3100万ポンドでシティに加入した20歳の彼は、2023年大会で1ゴール3アシストを記録。イタリア戦ではマルコス・レオナルドにもアシストを供給していた。
サヴィーニョはイングランドでの1年目から才能の片鱗を垣間見せており、本稿執筆時点で27試合に出場して1ゴール8アシスト。最近のレスター戦やウェスト・ハム戦では特に印象的なパフォーマンスを発揮していた。