ハフィーニャとヤマルの輝きにより、宿敵レアル・マドリーに4-3で劇的に勝利したバルセロナがリーガ優勝を目前に。今季4度目のエル・クラシコは5分、14分とキリアン・エンバペの連続ゴールでレアル・マドリーが2点を先行したが、そこからバルセロナが怒涛の反撃に転じた。
19分にエリック・ガルシアのゴールで反撃の狼煙を上げたバルセロナは32分にヤマルが同点弾を決めると、34分に勝ち越し弾のハフィーニャが45分にも突き放しの一撃。レアル・マドリーは70分にエンバペのハットトリックとなる反撃弾が飛び出したが、バルセロナが激戦を制した。
バルセロナはこれで今季の公式戦で対レアル・マドリーに4戦全勝。残り3試合のリーガで2位レアル・マドリーを7ポイント差に突き放し、2季ぶりの優勝に王手をかけた。GOALではこの一戦に出場した両チームの選手、そして監督を採点する。
▽スコアラー
エリック・ガルシア(前19)
ラミン・ヤマル(前32)
ハフィーニャ(前34)
ハフィーニャ(前45)
ヴォイチェフ・シュチェスニー (4/10)
ボックス内でエンバペを倒してPK献上。その後の失点は為す術なし。
エリック・ガルシア(7/10)
序盤はヴィニシウス(・ジュニオール)に手を焼きつつも凌ぎ、引き続き好調。チームの巻き返しのきっかけにも。
パウ・クバルシ(4/10)
PK献上につながるシーンに絡み、2失点目でもエンバペに簡単に抜かれた。60分を前に負傷でピッチを後に。
イニゴ・マルティネス(5/10)
エンバペがバルセロナのバックラインを崩しにかかるなか、自身も何度か翻弄された。
ジェラール・マルティン(7/10)
(アルダ・)ギュレルを抑え込むなど、堅実にプレーした。
フレンキー・デ・ヨング(7/10)
レアル・マドリーとの中盤の攻防で貢献。先発理由が浮き彫りになるようなパフォーマンスだった。
ペドリ(7/10)
次第に優勢となり、ピッチ中央で存在感。
ダニ・オルモ(8/10)
創造性と先見性を生かして反撃の活力をもたらす大きな役割。
ラミン・ヤマル(9/10)
序盤こそ鈍かったものの、見事なゴールを決めてから持ち前のスキルを存分に発揮。
フェラン・トーレス(8/10)
前線をうまくリードし、ダイレクトなプレーでバックラインを間延びさせるなど、2ゴールに絡む。
ハフィーニャ(9/10)
容赦なく2ゴール。左サイドで相手を揺さぶり、楽しげにプレーした。
アンドレアス・クリステンセン(7/10)
1stタッチともいえるプレーでブロックするなど、頼りどころに。1stタッチともいえるプレーでブロックするなど、途中出場ながら頼りどころに。
アレックス・バルデ(5/10)
ハムストリングのケガから復帰したばかりとあって、動きがやや鈍かった。
フェルミン・ロペス(7/10)
素晴らしいソロゴールを決めたかに思われたが、ハンドの判定で無効に。
エクトル・フォルト(6/10)
適切なタイミングで適切なポジションを取って守備を固めた。
ガビ(N/A)
インパクトを残せるほど十分な時間なし。
ハンジ・フリック(7/10)
序盤は苦戦したが、25分間でのゴールラッシュで劇的勝利。クラシコ史に残るものとし、敵将カルロ・アンチェロッティを破った。
▽スコアラー
キリアン・エンバペ(前5)
キリアン・エンバペ(前14)
キリアン・エンバペ(後25)
ティボー・クルトワ(4/10)
どうすることもできぬまま4失点。
ルーカス・バスケス(3/10)
ハフィーニャとの一対一で劣勢に回るのが予想されたが、前半だけで3つのミスをし、失点に絡む。
ラウール・アセンシオ(4/10)
守備があちこちに散らばっていた。バルサの1点目で相手を追うべきで、無様なタックルも。
オーレリアン・チュアメニ(5/1
フェランに揺さぶられ、微妙なハンドでPKを取られなかったのは少しツキがあった。
フラン・ガルシア(5/10)
ヤマルをもう少し封じたかったが、個人としては最悪の試合にならず。
フェデリコ・バルベルデ (6/10)
ハーフタイム目前にケガをして心配だったが、プレー続行。この試合でも指揮官の指示をこなす。
ダニ・セバージョス(4/10)
中盤のコントロールを任されての起用だったが、ボールにほとんど絡めず。
ジュード・ベリンガム (4/10)
前半はほとんどボールにタッチできず、試合の大半で守備に回る。調子の落ち込みが目立つ。
アルダ・ギュレル(5/10)
45分間のプレーを経て交代。苦しむバスケスをフォローしたかった。
キリアン・エンバペ(8/10)
PK弾に流れでも2ゴール。6ゴールは決めるチャンスがあった。
ヴィニシウス・ジュニオール(5/10)
走り込みはできたが、ボールがルーズに。2アシスト。
ルカ・モドリッチ(6/10)
中盤のコントロールを少し良くし、効果的なタックルも披露。
ブラヒム・ディアス(5/10)
中盤で創造性を発揮した。
エンドリッキ(N/A)
走り回ったが、明確なチャンスを作れず。
ビクトール・ムニョス(N/A)
トップチームデビュー。
カルロ・アンチェロッティ(3/10)
バスケスの先発起用、ロドリゴのベンチスタートなど、選手選考に疑問。別れに向けて悪化しつつある。