レアル・マドリーは14日のラ・リーガ第36節でマジョルカとのホーム戦に臨み、2-1で勝利した。
引き分けに終わると、翌日に今節を控えるバルセロナに戦わずしての優勝を許してしまうレアル・マドリーは11分に先制され、後半もゴールを割れずの時間が続いたが、68分にキリアン・エンバペが守備網を切り裂くドリブルから圧巻の同点弾。さらに、90+5分にハコボ・ラモンがトップチーム初ゴールとなる劇的決勝弾で2-1と逆転勝ちした。
この勝利をもってしてもバルセロナ優勝がほぼ確実視されるが、スペイン『マルカ』によると、カルロ・アンチェロッティ監督は勝利にこだわるチームの戦いを誇る。
「チームは困難にもめげず、諦めなかった。多くの重要な選手を欠くが、チームとしても、個人としても良い姿勢でそのカバーをしたね。我々のように40本ものシュートを放つチームなんて目にしたことがない。次のホーム戦も勝つことだけを信じ、どうなるかはそれから見守る」
「もちろん、相手も戦わないといけないわけだし、フットボールでは何が起こるかなんてわからない。我々は攻撃面で良いプレーぶりだったが、こういう試合では得点を決めるのに苦労するもの。今季は様々な理由で失点が多いが、常に4、5人のDFが足りていないのが原因だ」
ancelottiまた、退任する自身にとっても残り2試合となる今後にも「これまでと何も変わらない。ベルナベウのベンチに座ると、いつも特別な気持ちになる」とし、こう続けた。
「レアル・マドリーを去る日は心の安らぎと平穏とともに離れると思う。できることはすべてやった。素晴らしい時間を過ごしたが、フットボールに終わりなどない。私のチームは最後の瞬間まで勝利を目指す」