今週日曜日、ニューヨーク・ニュージャージーでチェルシーFCがパリ・サンジェルマンを3-0のスコアで粉砕した瞬間、エンソ・フェルナンデスは現在2つの世界タイトルを同時に保持する唯一の選手となった。アルゼンチン代表として優勝したFIFAワールドカップ カタール2022に加えて、イングランドのクラブでFIFAクラブワールドカップ2025のタイトルも勝ち取ったのだ。
チェルシーのキャプテンのひとりでもある彼はこれにより、少なくともFIFAクラブワールドカップ26までは、代表チームとクラブ両方のすべての試合にチャンピオンバッジを付けてプレーする唯一の選手ということになる。
エンソ・フェルナンデスにとってクラブワールドカップは完璧な大会だった。チェルシーの7試合すべてに出場し、ロサンゼルス・フットボール・クラブ(LAFC)との初戦で1ゴールを挙げるとともに、3アシストを供給。万全のコンディションを整えようとしていた初戦のみベンチスタートとなり、ハーフタイムから登場して試合を決定づける2-0のゴールを決めた。
その後の6試合はすべて先発で出場し、エンツォ・マレスカのチームでキープレイヤーの一人となっていた。うち3試合ではチェルシーのキャプテンマークも巻いた。グループステージではチュニジアのエスペランスとの試合で2アシスト。そしてフルミネンセとの準決勝で決定的な3つ目のアシストを記録した。PSGとの決勝では明らかに疲労が見て取れ、痛みを訴えて後半16分に交代を要求することになった。
「個人的にとても素晴らしいことなので心が踊った。感動して涙が流れた」。代表チームとクラブで2つの世界タイトルを勝ち取ったあと、エンソ・フェルナンデスはそう語った。
フェルナンデスの他には、カタール2022を制したアルゼンチン代表メンバーから12人がクラブワールドカップに参加していた。うち4人がノックアウトステージに到達。インテル・マイアミCFのスター選手であるリオネル・メッシもクラブワールドカップで爪痕を残した。鮮やかなフリーキックでもたらしたFCポルト戦の2-1の勝利は、Concacafのチームが欧州のチームから挙げた初めての、そして現時点で唯一の白星となった。だが16強でPSGがアルゼンチン代表キャプテンの夢を断ち切った。
SLベンフィカのニコラス・オタメンディとアンヘル・ディ・マリアも16強へ勝ち進んだが、延長戦の末にチェルシーが4-1で彼らを破った。“フィデオ”は大会最多タイの4ゴールを記録。CAボカ・ジュニアーズから1点、オークランド・シティFCから2点、そしてチェルシーから1点をすべてPKで奪った。しかしadidasゴールデンブーツ賞は、同じ4得点だがアシスト数で上回ったレアル・マドリードのゴンサロ・ガルシアのものとなった。
最後に、ラウタロ・マルティネスも16強まで進出。インテルのキャプテンはいつも通りの得点嗅覚を発揮し、グループステージのCFモンテレイ戦で1点、浦和レッドダイヤモンズ戦で1点の計2得点を挙げたが、ノックアウトステージ初戦でフルミネンセによって敗退に追い込まれた。
現在の世界王者メンバーを最も多く擁してアメリカに乗り込んだチームはリーベル・プレートとアトレティコ・デ・マドリードであり、それぞれ4名が所属。アトレティコはさらにフランス代表としてFIFAワールドカップ ロシア2018を制したアントワーヌ・グリーズマンとトマ・レマルもメンバーに名を連ねていた。だが両チームともにグループステージを突破することはできなかった。
リーベルはDFゴンサロ・モンティエル、ヘルマン・ペッセージャ、マルコス・アクーニャ、GKフランコ・アルマーニの世界王者4人を揃えていたが、グループEをインテルとモンテレイに次ぐ3位で終了。浦和レッズとの初戦で勝利を挙げたあとモンテレイとは引き分け、インテルには敗れたことでノックアウトステージ進出には届かなかった。
DFナウエル・モリーナ、MFロドリゴ・デ・パウル、FWフリアン・アルバレス、アンヘル・コレアのアトレティコは、グループステージでボタフォゴとシアトル・サウンダーズFC相手に2勝を挙げながらもラウンド16へ進めず。PSGとの初戦に0-4の大敗を喫したことが大きく響いた。