【欧州・海外サッカーニュース】昨季プレミアリーグを制したリヴァプールだが、今季はここまでセットプレーの攻守の両面で精彩を欠いている。
リヴァプールのセットプレーコーチが退任した。
昨シーズンのプレミアリーグを制したリヴァプール。しかし今シーズン、アレクサンデル・イサクやフロリアン・ヴィルツらを獲得する大型補強を敢行したにもかかわらず、大不振に陥っていた。
その原因の1つが脆さを露呈する守備陣と考えられており、実際にトップハーフワースト2位の26失点を記録。中でも、セットプレーの守備は安定感を欠いており、29日の段階でPKを除くセットプレーでの失点は12ゴールに上り、イギリス『スカイスポーツ』によると、これはヨーロッパ5大リーグで最多失点になるようだ。
さらに、攻撃面でもセットプレーからの得点が2021-22シーズン以降下降しており、4シーズン前はコーナーキックと間接フリーキックから18得点、1試合当たり0.47点を記録していたが、今シーズンはここまで18試合で1得点、1試合当たり0.06点と精彩を欠いている。
そして30日、リヴァプールはセットプレーコーチを務めていたアーロン・ブリッグ氏の退任を発表。同氏はマンチェスター・シティやモナコ、さらに国際サッカー連盟や欧州サッカー連盟でのマッチアナリストの職を経て、2024年からリヴァプールのコーチに就任して昨シーズンのリーグ優勝に貢献。今年9月からはセットプレーコーチを務めていたが、セットプレーで攻守ともに精彩を欠くことからクラブは決断に踏み切った。