チェルシーFCとパリ・サンジェルマンは、ニュージャージーで行われるFIFAクラブワールドカップ決勝で激突する。
両チームにとって過去最大の舞台での激突だとは言えるが、欧州サッカー界の強豪である2クラブはこれまでにも数々の名勝負を繰り広げてきた。対戦は今回の決勝で9回目。特に2014年から2016年にかけての3年間では計6度の戦いを演じたこともあった。
対戦成績はチェルシーが2勝、PSGが3勝、引き分けが3回と拮抗。素晴らしいゴールも多く生まれている。
UEFAチャンピオンズリーグのグループ初戦として行われた両チームの初対戦はディディエ・ドログバの独擅場となった。コートジボワールのストライカーがPSGの宿敵マルセイユから夏にチェルシーに加入したばかりであったこともひとつのスパイスとなり、彼は2ゴールを挙げて野次を飛ばす相手ファンを沈黙させた。先制点はチェルシーの主将ジョン・テリーが記録。
ヴァヒド・ハリルホジッチの率いるPSGははるかに改善されたパフォーマンスを見せ、スタンフォード・ブリッジでの試合をスコアレスドローに持ち込んだ。チェルシーはマテヤ・ケジュマン、フランク・ランパード、ジョー・コール、PSGはFWレイナウドがゴールに迫る場面もあった。
チャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグの対決はPSGがアドバンテージを築いた。ホームチームは序盤にエセキエル・ラベッシがハーフボレーを決めて先制。エデン・アザールのPKで同点とされたが、ダビド・ルイスのオウンゴールでリードを取り戻したPSGは、アディショナルタイムにハビエル・パストーレが見事な個人技から決めて突き放した。
ウェストロンドンの夜はドラマティックな展開となり、終盤にデンバ・バの決めたゴールがジョゼ・モウリーニョ監督に歓喜をもたらした。前半にアンドレ・シュールレのゴールで先制していたホームチームは、アウェイゴールの差で準決勝へと勝ち進んだ。
チャンピオンズリーグ16強ファーストレグの試合はドローに終わり、ホームのPSGにとって残念な結果となった。ジョゼ・モウリーニョのチームはブラニスラフ・イバノビッチのヘディング弾で先制。ホームチームはエディンソン・カバーニが同点とし、試合を支配していたが決勝点は奪えなかった。
10人のPSGが驚異的な夜を過ごしてリベンジを成し遂げた。ズラタン・イブラヒモビッチが31分で退場となり、終盤に入ってギャリー・ケイヒルが決めた1点が決勝点になるかと思われたが、ダビド・ルイスが古巣相手に同点ゴール。延長ではエデン・アザールがPKを決めたが、最後はチアゴ・シウバの劇的ヘッドによりPSGがアウェイゴール差で勝ち進んだ。
16強の対決はまたもパリの歓喜に終わった。ズラタン・イブラヒモビッチのフリーキックが相手に当たってコースを変えホームチームが先制。ジョン・オビ・ミケルが同点としたが、アンヘル・ディ・マリアのパスからカバーニがゴールを奪い、PSGがアドバンテージを得てロンドンに乗り込むことになった。
チェルシーはイブラヒモビッチを中心とするPSGにまたも敗れ去った。スウェーデンのレジェンドはアドリアン・ラビオの先制点をお膳立てし、決勝点を自ら記録。ジエゴ・コスタが一旦は同点としたが及ばなかった。