DFBポカール準決勝では、ドルトムントと2部ながら躍進するホルシュタイン・キールが激突。5月2日3:30キックオフの一戦はどのようなものになるだろうか。
ドルトムントは現在リーグ戦で4連勝中。4位フランクフルトと1ポイント差にまで迫り、自信を持ってキールとの一戦に臨むことができるだろう。
直近のヴォルフスブルクとの上位対決では、アーリング・ハーランドの2ゴールで2-0と勝利。確実に追い風は吹いている。一方で、来週末のリーグ戦ではRBライプツィヒとの大一番を控えているだけに、一部の主力選手を休ませる可能性がありそうだ。ジェイドン・サンチョやマルコ・ロイスはその一人で、ユリアン・ブラント、トルガン・アザールが先発することになるかもしれない。
なお、2012年にもドルトムントはポカール準々決勝でキールと対戦。そのときは4-0と勝利し、最終的に3度目の優勝を果たした。9年前の再現を狙いたいところだ。
今季もゴールを量産している怪物、ハーランド。公式戦38試合で37ゴールを挙げるゴールマシーンぶりを見せている。
直近のヴォルフスブルク戦でも2ゴールをマーク。リーグ戦では10度目となるドッペルパックを記録した。一度乗ってしまうと、手がつけられないだけに、キール守備陣にとっては大いなる挑戦となることだろう。
消化試合が少ないながらも、2部4位につけてブンデスリーガ1部昇格の可能性を残すキール。シーズンの重要なフェーズでドルトムントとの一戦を迎える。
今季のキールを支えているのは堅守。リーグ戦28試合で27失点はリーグ最少の数字だ。だが、チーム内でコロナが発生したこともあり、勢いは鈍化気味。3月8日以降、リーグ戦は4試合しか消化できていないのも気がかりだ。
だが、ポカール2回戦は王者バイエルンを破る番狂わせを見せたキール。劇的な形で追いついたあの試合から得たものは多いはずで、ドルトムントとのビッグマッチで再びジャイアントキリングを巻き起こしたいところだ。
今季はキールの全公式戦に出場しているイ・ジェソン。ポカールでは4試合に出場し、2ゴールを挙げている。
また、2回戦のバイエルン戦、ラウンド16のダルムシュタット戦ではいずれもPK戦となったが、キッカーに名乗りを上げて成功させている。強いパーソナリティが持ち味で、ドルトムント相手にも大きな役割が求められる。
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