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ドンナルンマとクルトワ、ゴールキーパー頂上対決

FIFA
  • PSGのチャンピオンズリーグ制覇から勢いを持続するイタリア人守護神
  • 決定的セーブでレアル・マドリードのドルトムント撃破を助けたベルギー人守護神
  • PSGとレアル・マドリードは7月9日にニュージャージーのメットライフ・スタジアムで激突

パリ・サンジェルマンとレアル・マドリードが激突するFIFAクラブワールドカップ2025準決勝第2試合には、キリアン・エムバペの古巣との初対戦や、ルイス・エンリケがマドリーに在籍していた過去など、さまざまな興味深いストーリーが織り込まれている。この欧州対決は一方で、現在のサッカー界を代表する2人のトップクラスのゴールキーパー対決でもある。PSGのジャンルイジ・ドンナルンマと、マドリーのティボー・クルトワだ。

イタリア人とベルギー人の守護神2人はキャリアの絶頂で今回の対決を迎える。ドンナルンマはまだ26歳ではあるが、イタリア代表としてEURO 2020優勝、そしてPSGでは今季のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を飾り、二度の欧州王者に輝いている。33歳のクルトワはより長い経験を積み、2023年8月から2024年5月までの離脱を強いられた両膝の前十字靭帯断裂も乗り越えてきた。ベルギー代表復帰も果たし、クルトワは今も世界最高のゴールキーパーであることを証明しようと意気込んでいる。

PSGがUEFAチャンピオンズリーグ決勝でFCインテル・ミラノに5-0の勝利を飾って以来、ドンナルンマは休まずプレーを続けている。クラブワールドカップではルイス・エンリケのチームの守備の支柱であることを改めて確認させた。初戦でアトレティコ・デ・マドリードを完封するなど、今大会を通して失点はわずかひとつ、ボタフォゴのイゴール・ジェズスに許したのみだ。


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レアル・マドリードは、シャビ・アロンソ新監督のもとでクラブワールドカップが進むにつれて調子を上げてきたが、やはりまだ最高のパフォーマンスに到達したわけではない。アル・ヒラルとの大会初戦で1失点、第2戦のCFパチューカ戦でも1失点を喫したあと、クルトワはグループH最終戦のFCザルツブルク戦とラウンド16のユヴェントス戦をクリーンシートに抑えた。

ニュージャージーで行われた準々決勝のボルシア・ドルトムント戦は、クルトワにとって穏やかな1日となっていたが、ラスト10分間は目まぐるしい展開。終了10分前に2-0とリードしていたところから、マドリードは失点し、得点し、また失点を許す。3-2でマドリーのリードとなったが、ドルトムントが延長戦に持ち込む大きなチャンスも訪れた。オーストリアのマルセル・ザビッツァーが放ったボレーは決まるかと思われたが、クルトワが今大会屈指のスーパーセーブを披露してマドリーを勝利に導いた。

「ザビッツァーが来ていてシュートを打とうとするのが見えた。延長にはしたくなかったので全力で体を投げ出してボールを止めようとした。チャンピオンズリーグでの(サディオ・)マネのようだった」とクルトワは、2022年チャンピオンズリーグ決勝でセネガル人ストライカーを止めたセーブに言及しつつ試合後に語った。

「ティボーが我々のゴールキーパーでいてくれるのはとても幸運だと思った」。レアル・マドリードのシャビ・アロンソ監督はラストプレーについてそう振り返った。「試合に勝たせてくれるゴールキーパーだ。今日のあのセーブは決定的だった。非常にポジティブな影響をもたらしてくれる」


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クラブワールドカップ決勝へ進んだチェルシーFCから2018年に加入し、クルトワはレアル・マドリードで8年目のシーズンを迎えようとしている。一方のドンナルンマは少年時代から過ごしたACミランを離れて2021年にパリに加入。フランスの首都での挑戦は困難なスタートとなり、PSGにとっては欧州制覇への挑戦が失敗に終わり続ける時期にもあたった。レアル・マドリードが奇跡的な逆転でPSGを下し、最終的に14度目の欧州タイトルを勝ち取った2022年にもゴールを守っていたのはドンナルンマだった。だがついに今季欧州の頂点に立ったことは、クラブと守護神が待ち望んでいた運命の転機が訪れたことを示している。最終ラインはウィリアム・パチョを欠き、激戦となることは間違いないとしても、欧州王者はドンナルンマにゴールを任せつつ自信を持ってマドリーとの戦いに臨むことができるだろう。

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「それほど違うタイプのチームだとは思わない」。クルトワは試合前日にメディアに向けてそう語った。「結局のところ、どちらもボールを持ちたがり、パスを多く繋ぎ、ハイプレスをかける。PSGはある程度マドリーに似ている」

「攻撃はチケットを売る、守備は勝利を得る」というアメリカの言い回しは、PSGとレアル・マドリードの準決勝にも当てはまるものとなりそうだ。両チームともにファンは攻撃面の強力な武器に注目しているが、ドンナルンマやクルトワがいなければいずれのクラブも今の位置にいないことは間違いないだろう。決勝進出の行方を決めるのは2人のどちらかかもしれない。